久しぶりにマイケル・ジャクソンを聞く。亡くなってから以降ここまで再評価されるとは思わなかった。マイケルの音楽はリズミカルなリフの繰り返し、ジェイムス・ブラウンのファンクを近代的にポップにしたような感じだ。90年代の2枚「ヒストリー」「ブラッド・オン・ザ・ダンス・フロア」2作でマイケル・ファンクの真髄が聞ける。当時絶頂期だったジャム=ルイスの最高傑作ともいえる「スクリーム」、ショートフィルムの映像も妖しく素晴らしい「ブラッド・オン・ザ・ダンス・フロア」など音楽的にも映像的にも90年代中盤は最高だった。当時「ヒストリー・ツアー」を福岡ドームに観に行ったが、よく考えるとあれが最後の大規模ツアーで、日本では福岡だけったので、凄く貴重な体験だったと思う。
「ブラッド・オン・ザ・ダンス・フロア」は本当に渋い、プロモ映像も渋すぎる。「キング・オブ・ポップ」と呼ばれるほど大衆的なマイケルがこれほど渋いとは。何度も繰り返し再生している。「ブラッド・オン・ザ・ダンス・フロア」「スクリーム」それから「ブラック・オア・ホワイト」この3作品は本当によくできた映像で、20年近く経った今でもこれらに勝るプロモ映像はないのでは。斬新、アヴァンギャルド、最先端、近未来的、そしてポップで肉体的でゴージャス。ジャン=リュック・ゴダールの映画やアレキサンダー・マックイーンのファッション・ショーを見るかのようだ。
TEL:0948-72-3748 携帯:090-8914-9246 担当/大里
中古レコード・CD・古本の買取りは福岡・アッサンブラージュへ