福岡市東区での歌謡曲の買取です。歌謡曲といっても人気があるのはジャズ・ソング。あきれたぼういず、フランキー堺、エノケン…そのあたりも数点ありましたので買わせていただきました。
私も小さなころ、親から美空ひばりや笠置シヅ子を散々聞かせれました。子供でものれる「買物ブギ」や「河童ブギウギ」なんか大好きでしたが、今でもそのころすり込まれたものが影響しているのか、黒人音楽のブギウギが大好きです。
「日本のジャズ誕生」という本を読んでいても、戦前、戦後のミュージシャンはジャズ、R&B…フレチャー・ヘンダーソン、カウント・ベイシー、キャブ・キャロウェイ、デューク・エリントン、チャーリー・クリスチャンなんかの当時の流行リズムを、今のミュージシャンがヒップホップやテクノを取り入れるように、新しいリズムとして取り入れていたようです。
スイートな白人サウンドであるガイ・ロンバートなんてのも聞かれてたようですが、今でも人気があるのは強力な生命力を持つブギウギなどの黒人音楽に影響されたジャズ・ソングです。もちろん、浪曲等の日本独自の流れから生まれた土着的サウンドにも生命力がみなぎっていますが、西洋文化中心の今の日本で人気なのはやはりジャズでしょう。
私自身も日本戦前、戦後まもない時代の音楽はけっこう聞きました。個人的に気に入ったのは灰田勝彦、二村定一、平野愛子、菅原都々子…といったところです。
以前、アッサンブラージュ第二ブログで書いた菅原都々子と灰田勝彦の評が我ながら気に入っていますので、改めてこちらに残しておきます。ぜひ、戦前、戦後のCD、レコードだけでなく、古本、ポスター、ブロマイド、絵葉書等も買取致します。ご連絡お待ちしております。
菅原都々子の「月がとっても青いから」。ひたすら明るいメロディに輪をかけて、鼻歌のような能天気な天性の明るい歌声が、さらに、歌詞のどうでもよさ加減を助長して、天晴れな名曲に仕上がっている。
灰田勝彦「真赤な封筒」。これはカントリー?ハワイアンとしてできた曲だろうが、伴奏部分のギターソロやホーンソロやコーラスが、もうなんだか分からないジャンルレスで、ジャイヴ/ジャズぽく、そういえばハワイ音楽の巨匠ギャピー・パヒヌイもこんなボーダレスな音楽だったのを思い出した。コーラスにしても似通っていて、このあたりをお手本にしたのだろうか?
同じく灰田勝彦の「紫のタンゴ」も良い。バックの演奏といい、歌声といい、当時の本場アルゼンチン・タンゴを直輸入して歌謡曲に仕上げた怪作。
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