私的ミュージカル映画ベスト10その1。映画ポスター買取致します!

双葉十三郎「ミュージカル映画 ぼくの500本」を読みました。

MGMテクニカラー・ミュージカルが好きな私にとって、モノクロ映画は少しキツい。

フレッド・アステア=ジンジャー・ロジャーズのRKO時代に、
イマイチ、ときめかないのはそのため。

逆に黒人ジャズの映像なんかはモノクロのほうが渋い。

デューク・エリントンやラッキー・ミリンダー、キャブ キャロウェイなど。
また、マルクス兄弟なんかのボードビリアンふうも白黒が良い。

そこで私が選んだミュージカル映画ベスト・テンを紹介です。

1「雨に唄えば」

MGMミュージカルの金字塔。とにかくテクニカラー、総天然色の色彩がもの凄い。これでもかとばかり原色をカラフルに散りばめている。ジーン・ケリーの有名な雨のシーンはもちろん最高だが、脇を固めるドナルド・オコーナー、デビー・レイノルズによるアップやスローのナンバーはどれをとてっても駄作はない。「イースター・パレード」とどちらか悩んだがデビー・レイノルズが可愛いので、こちらに軍配。ちなみに翌年知られていないが、デビーとオコーナーによる「アイ・ラブ・メルビン」というミュージカル映画がある。さらにオコーナーはミッチー・ゲイナーとの「夜は夜もすがら」、ヴェラ・エレンとの「踊る大ハリウッド」なんて様々な人気女優と主役に近い扱いで配役されたが、話題にならないのは、オコーナーは「雨に唄えば」のように脇を固めるコメディアンとして魅力は発揮するが、主役にするには荷が重い。ようするに美人女優を相手にできる程二枚目ではないから違和感がある。そんなオコーナーの脇役として魅力を発揮するのは後ほど紹介する「ショウほど素敵な商売はない」。華のある大物マリリン・モンローの脇を飛び跳ねるオコーナーはモンローの彼氏役だが、モンロー、オコーナー、二人とも主役ではない(ドナヒュー一家五人が主役だが)。全面的にオコーナーが登場するわけでなく、作品の隠し味的な存在が良い感じ。

2.「イースター・パレード」
20世紀が生んだ最高の歌曲王「アービング・バーリン」の曲にのせ、フレッド・アステアとジュディ・ガーランドという天才二人が火花を散らし、これまた天才的タップの女王、アン・ミラーが脇を固めるという完璧なMGMミュージカル。アステアのソロ「ステッピン・アウト・ウィズ・マイ・ベイビー 」はダンス史上に残る最高傑作。対抗できるとしたらマイケル・ジャクソンの「モータウン25周年記念コンサート」における伝説の「ビリー・ジーン」だろうか。ちなみにアステアはテレビを見た翌日マイケルに電話をかけて絶賛したという。

アステア・ガーランドの二人のナンバーがメドレーで続くシーンもまた白眉。暖炉を前に踊る「アイ・ラヴ・ア・ピアノ」。上品な暖色の色彩と、奏でる控えめなストリングス、エレガントに踊りながらも、全身から喜びが溢れ出すジュディの演技力の素晴らしさ。ここから一転してオーケストラ演奏による舞台へ切り替わり、躍動感溢れるナンバーが続く。「ラグタイム・ヴァイオリン」はジュディのコケティッシュな表情と腰の動きが実にキュート。最後を飾る「アラバマ行きの夜汽車 」はアップ・ナンバーだが二人の息のあったタップが見れて超絶品。

恋的アン・ミラーの最大の見せ場が「シェイキン・ザ・ブルース・アウェイ」。黄色と黒のドレスで舞踊るタップ・ダンスがあるからこそ、この映画はダイナミックさが増している。YouTubeでお婆さんになったミラーが歌う映像があるが、リズム感はもちろんのこと、フィーリングも含め、体全体から魂が溢れ出ている。ジャンルは違えどブルース・フィーリングのあるソウル・アーティストであり、歳に関係なく持って生まれた肉体的な躍動感は、スロー・ナンバーであれど内から爆発してしまうのだろう。潜められた熱情がひしひしと伝わってくる名唱だ。

3.「パリの恋人」
双葉氏も記していたがスタンリー・ドーネン監督の色彩感覚が最高に発揮された映像美の極地。ファッション雑誌を舞台にアステア、オードリー・ヘプバーン、ケイ・トンプソンがパリをお洒落に駆け回る。三分割に画面をカットして各々がパリを謳歌する「ボンジュール・パリ」。

アステアのソロ「ファニー・フェイス」はトレード・マークのシルク・ハットとトレンチ・コート、傘といった小道具を最大限に使用した粋なアステアの真骨頂。最後の一瞬に見せる往年のアステアのごとくスピード感溢れるタップにも感動。映画史上に残るダンス・ソロだ。垣間みるオードリーもとても可愛らしい。この映画のオードリーは服装が地味なだけに、豪華絢爛なハリウッドではない普段着姿のお洒落で、また吹き替えれた「マイ・フェア・レディ」なんかと違い、本人が歌うので素の彼女の魅力を味わうには最高だろう。出演作品中、最も輝いて見える。

アステアとトンプソンの「クラップ・ヨ・ハンズ」も芸達者な二人が激しくも息を合わせて歌う楽しいナンバー。

古いミュージカルが苦手な方でも見れるモダンでお洒落なミュージカルの金字塔です。

長くなりそうなので、次回、4位以下は「その2」として書きます。

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