福岡市南区にて1960〜1970年代ロック、
主にシンガーソングライター、フォーク・ロック等のUSロックを中心としたアルバムを
大量に出張買取させていただきました。
古本もあり「ニューミュージック・マガジン」が揃っていたように、
力の入ったレコード・コレクションでした。
私自身、シンガーソングライターより、好みはフォーク・ロックの方にあります。
マガジン的にはシンガーソングライターは小倉エージで、
フォーク・ロックは鈴木カツ(マガジンには殆ど書いてませんが)で、
私は鈴木カツ氏の文献から学び、ルーツ的なものに興味がありました。
その中でもダウナーなフォークが好きで、
20代前半、仕事も私生活もうまくいっていなったころ、暗いフォークばかり聞いてました。
ティム・ハーディン、ティム・バックリー、フレッド・ニール、カーレン・ダルトン、
彼らはボブ・ディランのプロテストソングのように好戦的ではなく内向的で、
ギター弾き語りながら、黒人ブルースとは違う、
ちょっとジャズにも影響受けたようなインテリジェンスなサウンドで、
田舎のサラリーマン生活に嫌気がさして、
怠惰な生活を送っていた当時の私にはピッタリでした。
家庭を持って、独立して、めっきり、ここいらを聞くことないですが、
音楽性はもちろん高く、ブルース、ジャズ、R&B、ロックンロール…
弾き語りの中にもあらゆる要素が詰め込まれており、
全く色あせるどころか、現代のオルタナティヴなロック・シーンにも影響を与えています。
ずっと大滝詠一を聞いていますが、
「A LONG VACATION」や「ファースト・アルバム」は、
華やかなサウンドの中にも陰影があり、
明るいオールディーズだけでなく、
フォーク・ロック、バッファロー・スプリングフィールド、
スティーヴン・スティルスやニール・ヤングの影がつきまとい、
やはりロックの人だと実感しておりました。
しかしながら、このロックの影は松本隆のものであり、
松本隆不参加の「NIAGARA MOON」以降の70年代ナイアガラを聞くと、
やっぱり「能天気な音楽」大好き人間だったとしか思えません。
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