小倉北区で小沢健二を思い出す。レコードの買取は「刹那」。

先日休暇を取って、子供と北九州市小倉北区の西日本総合展示場で行なわれた
「プラレール博 in KITAKYUSHU」に行ってきました。
約20年ぶりの小倉の都市圏。
20代の頃の思い出が感傷的に蘇ってきて、何とも言えない気分になりました。

あの頃、そう言えば、オザケンなんか聞いていたな…。
何か急に小沢健二が聞きたくなって、今聞いています。
「LIFE」は日本ロック・ポップス史上、私的No.1作品です。
当時発売前、萩原健太のラジオで全曲流れた時は衝撃的でした。
エア・チェックして車で何度も聞いた覚えがあります。

でも今の気分は渋谷毅と川端民生が参加したジャズ的な「球体の奏でる音楽」。
「大人になれば」が特に大好きです。

渋谷毅さんとは大人になって子供が観てる「おかあさんといっしょ」で再会できました。

衝動的にアマゾンでライブ3枚組「我ら、時」を注文しました。
でも「大人になれば」は未収録なんですね。
同じ路線の「いちょう並木のセレナーデ」が聞けるから良いか。

今、「ある光」や「春にして君を想う」はアマゾンで1万円以上付いてる。
「指さえも/ダイスを転がせ」も「Buddy」も全部持っていたけど、
パソコンに読み取るのが難しい短冊形シングルCDで、傷だらけだったので処分してしまった。

CDやレコードや古本なんてそんなもの。
どんなに貴重な品でも古い物は捨てられる運命。
そこを少しでも救って(掬って)商売やってる身、
こんな仕事をやってる自分が処分してしまうぐらいだから、
中古屋稼業とは捨てられる前の隙をいかに突くかが勝負。

あまり価値の無いキャンディーズのレコードを買取に行って、
捨てられそうになっていたキャンディーズの貴重ポスターや半券に対し、数万円払う。
世は「刹那」なり。
一瞬の隙を掴むことが重要。
宮本武蔵のように。
ちなみにオザケンのベスト盤のタイトルは「刹那」。

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