どうも最近はストレスが溜まっている。
ストレス解消は買い物である。
僕の場合はやはりCDとレコードと本
それからレンタルながらDVD。
レコード/CD篇。
マイルス・デイビスをめぐる旅はマラソン・セッション真っ最中。
それ以前の買いそびれていたマイナーなアルバム、
1954-55年の作品を5枚購入。
先ずは「ブルー・ヘイズ」。1954年3、4月だから「ウォーキン」と同時期。
これまた悪いわけがない。
マイルスのトランペットはグルーヴィーながら実にクール。
ミドル・テンポのメロディを吹いても繊細な音の響きで飽きさせない。
次に時期は多少戻って1954年のクリスマス・セッション「バグス・グルーブ」の片割れ的な
「モダン・ジャズ・ジャイアンツ」。
ミルト・ジャクソンとセロニアス・モンクはモダン・ジャズ創世記に、
ブルーノート10インチでとてつもないヒップなセッションを残しているが、
その二人にマイルスが加わったこのセッションは緊張感半端なし。
「バグス・グルーブ」と共にモダン・ジャズの完成品の一つのアルバム。
続くは1955年3連発。
「ザ・ミュージングス・オブ・マイルス」はオリジナル・クインテッドの第一弾。
コルトレーン抜きのワン・ホーン。
本格的な初グループらしい一体感で、
リズム隊が包み込むようにマイルスをバックアップする。
張り切るマイルスの初々しさが瑞々しく気持ちよい。
スカッとする一枚。
続くは「ブルー・ムーズ」。
これはチャールス・ミンガスとのセッション。
ミンガスらしいアフロ色強いブルージーな音がかっこいい。
そこにマイルスのトランペット。
共演のデューク・エリントン楽団出身のトロンボーン奏者
ブライト・ウッドマンの迫力と表現力が大きなインパクトを残す。
異色の一枚だが聞き応えはあり。
最後はミルト・ジャクソンとの「マイルス・デイヴィス・アンド・ミルト・ジャクソン」。
クラシカルなMJQは大好きだが、ここでの演奏はハード・バップ。
双方が対等に気軽に演奏を楽しんでいる感じ。
もちろんレベルは高い。
若きジャッキー・マクリーンのソロにも勢いがある。
当時のジャズの熱さとレベルの高さを感じとれる。
さあ、次はオリジナル・クインテッドが大活躍する1950年代後半へ。
ジョン・コルトレーンやビル・エヴァンスにも注目。
併用されるギル・エヴァンスとの仕事も楽しみ。
マイルスの変革が始まって行く。
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