最近のお気に入りは「ゲスの極み乙女。」。
グループ名からキワモのかと思っていたら、
キャッチーなメロディー、
ラップか歌かよく分からない中性的なボーカルも中毒性がある。
何より演奏がとてもうまい。
基本ディスコ調で、
ドラム、ベース、ピアノ、ラップ調とどれもリズミカルに跳ねる。
若くして、人力バンド演奏で、ここまでダンス音楽に仕立て上げることは普通できない。
そこに間奏のフリー・ジャズかプログレのようなフリーキーなキーボードやギターが味付になり、
まるでイエスやジョン・ゾーンのようなフレーズが出て来たりと…。
1970年代後半から80年代初めのイギリスのポップ・グループや
ニューヨークの「No New York」周辺を彷彿させる。
ようするに「ブリストル・サウンド」なのかな。
同趣向のバンドで「カラスは真っ白」も良い。
こちらは女性ボーカル。
ゲスの極み乙女。よりストレートな所が少し物足りない。
両バンド共に可愛らしさとスリルのある演奏が混在していて、
アイドルが市民権を獲た現代らしいロック・バンド二組である。
突然、演奏がうまいファンク・バンドみたいなのが流行しだしたのは、
皆が中田ヤスタカあたりの音に馴れたからかな?
これをバンド形態でやる。
これって1990年代初めに近田春夫が試みたビブラストーンみたい。
何はともあれブラック・ミュージックが大好きな私にとって嬉しい傾向だ。
追伸。このマキシ「私以外私じゃないの」のジャケ写が良い!
昭和のムード歌謡を思わせるネオン街にたたずむ如何わしい髭親父と、
林家パー子のようなピンクの衣装の女の子たち。
このバンドはタフな気がする。
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