福岡市中央区でジャズ・レコード、
福岡市西区でロックのレコードの出張買取がありました。
最近ホレス・シルヴァーらブルー・ノートの1500番台をずっと聞いている。
録音は1956年だ。
この時代、1956年、他の黒人音楽と比較してみた。
チャック・ベリーやらリトル・リチャードなど、
ロックンロールが本格的に大ブームを巻き起こしてる。
モダン・ジャズのLPが生まれて、確固たる地位を築きあげる時代、
シングル・チャートはブルースやR&B出身者たちが大躍進している。
持論だが、この辺りで、ジャズは高価な「LP」で大人向け、ハイソ層向けに作られ、
ロックンロールやR&Bは安価な「EP」で、
子供向け、大衆向けに作られるようになり、
ロック/R&Bとジャズの間に境界線がハッキリと引かれたのではないか。
もちろんロックもR&Bもすぐに「LP」が作られるが、ヒット曲の寄せ集め的な感が強く、
ジャズのようにLP通して聞かせる所謂「コンセプト・アルバム」は
1960年代中頃のビートルズ登場まで待たないといけない。
ハンク・モブレーやリー・モーガンのアルバムにて、
R&B/バップ出身ドラマーのチャーリー・パーシップの過少評価から考察してみた。
(地味ながらしっかりとしたアフター・ビートでバッキングに勤めている)。
しかしながらチャック・ベリーのブルースでのドラムは力強い。
生命力溢れている。フレッド・ビロウだろう。
リー・モーガンのトランペットの音もつんざくように響き渡る。
どちらが良い、悪いかではなく、比較すると面白い。
チャック・ベリーを蓄音機で爆音で聞くと最高だったのに対し、
マイルス・デイビスをステレオ装置で聞くと、か細い音色が染み渡った。
ここで文を締めようと思ったのだが、
どうしても深く考えようと思い立ち、
大量入荷したジャズの古本から相倉久人の「ジャズからの挨拶」を読むことに。
この古い本には、ブルース/R&Bとジャズの比較の回答がズバリ出ていた。
ここ最近読んだジャズ・ガイド本の類いとは雲泥の差がある。
一気に半分以上読んだ。
書き出すと長くなるし、確たる自信もないので、論じないけど、
ただ、ひとつ思ったのは、最近よく聞かれる「ジャズは何かから聞いたら良いですか?」
の回答に、私は「ルイ・アームストロングのホット・ファイブ」と答えていたのだが、
これは間違いないと後押ししてくれる本だった。
次はリロイ・ジョーンズを読む。
で、読んだが、倒置法の多様、括弧書きが多い文章が、難しすぎて、諦めた。
英文の和訳は伝わりにくいものがあるのも理由。
相倉久人、平岡正明を読むことにする。
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