福岡市城南区でジャズ・レコードの出張買取がありました。
現在、福岡の天気は下り坂。
今にも、雨が降ってきそうです。
こんな時は気分も憂鬱。
鬱憤を晴らすような音楽を聞こうかと。
一番明るい音楽は何だ?
コニー・フランシスなんてどうだろう?
でも、今の天気と、真夏の眩しすぎる日差しのような音楽は浮きすぎるのでは。
そこで、選んだのはジャズのトランペッター、ディジ・ガレスピー。
最近購入した1950年代初期のクインシー・ジョーンズ絡みのライヴ。
序盤、明るめの演奏に気持ちは入り込まない。
大体、ビッグ・バンドやオールド・ジャズは、管楽器の音が派手で、
最初なんか落ち着かない。
しかし、ずっと流しているうちに、熱い演奏にグイグイ引き込まれていく。
名盤と言われる「ジャズ・アット・マッセイ・ホール」なんて、
確かチャールス・ミンガスが適当に録音していたものだったかな?
これも何気に流していたら、どんどん引き込まれていって、
何回もリピートしてしまう。
ディジ・ガレスピー、チャールス・ミンガス、
チャーリー・パーカー、バド・パウエル、マックス・ローチ。
まあ、無茶苦茶なメンバーだけあって、どんな録音であろうと、
時代性も含めて、これだけ才能がひしめきあっていると、
無駄な音が一音もない。
この後のモダン・ジャズのハードさと真摯さに比べ、
芸術的で、革新的なヒップな演奏に上質なエンターテイメントがまぶされた、
バップ、スイングの1950年代前後の才能溢れる演奏は、
曇り空なんか忘れるほど、引き込まれ、
気づいてみると日が暮れている。
この時代の音が、ハイな状況になれる最も好きな音楽かも知れない。
福岡市城南区のレコード買取致します。