再び福岡市城南区でロックを中心としたCDの出張買取です。
買取したものには以前も買取したドイツのプログレッシヴ・バンド、
カン(CAN)がまたありました。
カンは本当に良いですね。
元祖テクノのような反復ビートなのですが、
なぜかポップに聞こえます。
楽器演奏が作り出す機械的音が、
生々しくもハッキリとした原色で描かれれ、近未来を表した、
美術のシュルレアリズムやロシア・アヴァンギャルドのように、
原始と近未来を行き来するタイム・マシン、
SF的なポップを感じさせます。
一種のジャズのようなブルーな感じが、
「ローリング20」、
1920年代、ヨーロッパで黒人ダンサー兼歌手である、
ジョセフィン・ベーカーのバックに流れても違和感がない、
そう、かつてジョルジオ・モルダーが、
トーキー映画「メトロポリス」に音を付けたごとく、
カンはアール・デコなジャズ・フィルムに似合う音。
後のブリストルのポップ・グループに通じる、
エコーの底から悶え叫ぶようなパンク調の歌唱もある。
カンのプロフィールを読むと、
「フリー・ジャズ」「ジェイムス・ブラウン」等のキーワードが。
僕が注目したのがギター。
ミヒャエル・カローリ。
フレーズがJBのところのキャット・フィッシュ・コリンズなんか感じさせる。
カンと他のプログレとの差異は黒人音楽の浸透度だろうか。
とにもかくにも「ファンキー・プログレ・ナンバー1」である。
プログレ、ハード・ロック、ファンク、フリー・ジャズ、ニュー・ウェーヴなど、
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