「POPEYE」の特集が「ジャズと落語」だった。
一番面白かったのがロック畑のピーター・バラカンの文。
「ジャズなんて音楽ジャンルの垣根を越えて聞けば良い」。
もちろんバラカン氏のロック、ソウル、ワールド・ミュージックの紹介は
日頃お世話になってるわけですし、
ジミー・スミスを推すジャズ評論家なんて少数派なわけです。
この当たり前の「好きだから聞く」姿勢が、
相変わらず、この手の入門書からは見えてこない。
そこで、改めて、1960年代後半から1970年代初期の
所謂レア・グルーヴ的な聞き方されたジャズを素直に聞いてみようと思った。
今や便利なのはYouTubeで好きなアルバムがフルで聴けること。
オーディオ・マニアから見たら、これで満足なんて「信じられない」だろうけど、
ロック、ポップスから入った身には、
デジタル・オーディオで15万円ほどの装置だったら何ら問題ない。
面白いのは1968年前後のBLUE NOTEの4000番台。
ピアニストのジャック・ウィルソンのストリングス盤「ソング・フォー・マイ・ドーター」。
オルガン奏者ロニー・スミスのクラブ向け間違いない「Think!」。
エディ・ゲイルのフリー・ジャズ精神溢れる「Eddie Gale`s Ghetto Music」。
オリジナル盤で買うとトータルで1万ほどのものが、なんと「無料」!
当時で言えば「ジャズ・ロック」のはしり、リー・モーガンなんかより、
これら上記3枚のほうが、単純なジャズのポップス化より、
非常にカオスで面白かった。
BLUE NOTEの4000番と1968年前後のジャズの探求がマイ・ブームなり。
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