春日市でジャズの出張買取がありました。
ご自身でも東京でジャズ・ピアノを弾かれていたたということで、
貴重な1970年代の日本のジャズのお話を聞かせていただきました。
ピット・イン、銀巴里、コンボ。
相倉久人、平岡正明、副島輝人、マイク・モラスキー、
次々と文献で読んだことのある東京、福岡の有名ジャズ・スポットが出てきます。
なかなかこの辺りの和ジャズ、フリー関連の音源を探すのは大変だったのですが、
今はYouTubeで普通に聞けるのがありがたい。
ただ、商売的には希少価値が薄れたかも。
ここ最近、刺激のある音楽出会っていなかったのに、
喝を入れるかのごとく耳に飛び込んできたのが、
阿部薫と高柳昌行の「解体的交感」と「集団投射」。
高柳がギターを弾くと、阿部のサックスが際立つ。
この圧倒的なフリーキーな音は
オーネット・コールマンの「淋しい女」を聞いた時に似てる。
ただのフリー(自由)ではなく、
聞き手を納得させないと真の「フリー・ジャズ」とは言えない。
そんな音楽だ。
1970年初期といえば、
「はっぴいえんど」や「フラワー・トラヴェリン・バンド」、
「ニュー・ロック」が登場したころだが、
同時期に阿部薫や高柳昌行が行っていたことは、
パンクやニュー・ウェーヴの先取り。
ロックは今現在に生き続け、オーバーグラウンドな存在としてポップな道へ。
フリー・ジャズはアンダー・グラウンドなパッションを持ち続けている。
今のジャズとは違う意味で、
「重要文化材」としてのフリー・ジャズ(精神)溢れるミュージシャンに期待する。
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