昨日は、大野城市へのジャズ・レコード大量出張買取、
和モノ、ロック、ソウルの店頭買取が3件ありました。
ジャンル関連なく、これら何でも好きな音楽が好きになったのは、
近田春夫の影響を受けたのもあります。
忘れもしない、今から27年前の1991年。
近田春夫のビブラストーン「エントロピー・プロダクションズ」と、
山下達郎の「アルチザン」の2枚を同時購入して、
さんざん聞いたのですが、
これが「ミュージック・マガジン」の「日本のロック」の
一位と二位のダブル・フィニッシュとなりました。
ここから自分の耳に多少なりとも自信ができました。
そんな近田春夫がなんとソロ名義で38年ぶりの新作を出しました。
「超冗談だから」。
これが歌謡ソウルの名盤となっております。
のびのびと丁寧に各曲を、若い頃と同じ声で、
音圧はアップして、歌い上げます。
こういうポップなロック風味のソウル歌謡というと、
小沢健二の「LIFE」がありますが、
あのアルバムに負けない気持ち良さがあります。
今回は前川清ばりのビブラートがガンガン出てきます。
往年の名歌手が今の音で、昔と何ら遜色なく歌う、
当店で「和モノ」DJやコレクターが言うとこの、
「郷ひろみの80年代はシティ・ポップでイケる」なんて感覚。
歌謡曲を掘り起こしていた近田春夫が、
今回の新作で、自らレア・グルーヴの存在となり、
ある意味最先端の音となったとも言えます。
いくらでも裏読みできるが、
本人の歌唱が照れることなく、全く豪速球なので、
こちらの深読みが馬鹿馬鹿しいものなのかもしれない。
それも昭和の歌謡曲にあちがちな「名盤解放同盟」的な、
勘違い感を狙っているかもしれないけど。
稀代のトリック・スター近田春夫健在なり。
PS.このアルバムでの近田氏(?)によるピアノ&オルガン(?)の演奏も素敵です。
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