先日は福岡市西区の当店でジャズ・レコードの買取がありました。
ジャズで今年一番のお気に入りだったアンドリュー・シリルや、
日本のロックの近田春夫が今年のベスト・アルバムに選ばれてるということで、
久しぶりに「ミュージック・マガジン」を探しに行きましたところ、
どこにも置いていない。
福岡は遅れるのか?それとも扱っていないのか?
すでにお客さんはタワー・レコードで入手したそうですが、
郊外の普通の本屋さんではなかなか見つけにくくなってしまった。
今更ネット時代に雑誌を参考にする人も少なくなったみたいですが、
当店で扱ってる中古の「レコード・コレクターズ」はかなり売れてます。
レコード・コレクターズは良いですね。
昔の特集ながら、シカゴ・ブルースやらカリプソ特集、
戦前ブルース、ルイ・ジョーダンとジャンプ、
ナット・キング・コール、キャブ・キャロウェイ、
チャールズ・ミンガス、サン・レコード、
こんな特集が凝縮された内容で日本の雑誌で売られていたのが驚きです。
貴重な特集満載のレコード・コレクターズ当店かなり揃っております。
ミュージック・マガジンにはぜひ、売れ続けて頂きたいと思っています。
マガジンと言えば中村とうようですが、
とうよう氏が以前巻頭で長文を書いた「ロックの世紀」を
読み直したら面白かったです。
1920年代から1940年代にかけて活躍した
フランキー・ハーフ・パイント・ジャクスンなる黒人歌手が
ブルースのタンパ・レッドとやった1曲が、
1930年代初頭ながら完全にロックしています。
この人破茶滅茶な音楽をやる人で、
今、聴いても破綻していて、とても面白い。
こういう人をロックンロールを生み出すまでに至った人物として紹介して、
読ませる文章を書く中村とうよう時代のマガジンは本当に面白かったです。
未だに読んでも音が聴きたくなってしまいます。
フランキー・ハーフ・パイント・ジャクスンですが、
この人ジャイヴというよりブルースの香りが強く、
熱く濃い。クールというよりホット。
だからこの人の流れ的にはジャイヴ、ジャンプというより、
ハウリン・ウルフ、エルモア・ジェイムス、ライトニン・ホプキンスなどのブルースに近く、
熱いブルースをエンターテイナー的にかっこよく決めるタイプだと思う。
それから一気に飛んでヒップホップの
バスタ・ライムズやらリル・ウェインなんかに近い気がする。
100年近く離れた曲なんだけど、
ハーフ・パイント・ジャクスンの曲が、
上記二人にクリス・ブラウンを加えた
2011年の名曲「Look At Me Now」まで繋がってるかのごとく感じてしまう。
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