GW期間中はレコードやCDの店頭買取(持ち込み買取)も連日続きました。
ロック、ソウル、ブルース、ジャズ、和モノなど、大量にありがとうございました。
ここ最近、聞いた中で最も刺激を受けたのは
マイルス・デイビス「マイ・ファニー・ ヴァレンタイン」。
ベースのロン・カーターとトニー・ウィリアムスのリズム隊のビート、
特にロン・カーターのベースのリズムの取り方の間が大きい。
これは後のソウル・ディスコ・ミュージック的な感じで、
そこにハービー・ハンコックのピアノが刻んでいくと、
ポリリムズ的な感じになって、下の方で複雑なことをやって、
上では御大マイルスのトランペットが今までとは違うほど、
メロディなんて分からないようなアドリブを延々と自由に吹きまくる。
この難解さと、自由な開放感、それでいて美しい。
これが所謂マイルスの目指したモード・ジャズの頂点ではないかと思う。
マイルス親分一人のための、芸術家マイルスが一人で作り上げた、
今までにないリーダーのためのリーダーのアルバムなのだ。
今までのハード・バップにない、何もかも新しい。
それをフリー・ジャズの民俗音楽やアヴァンギャルドの血を入れるわけでなく、
従来のジャズのフォーマットでやっている。
チャーリー・パーカーが作り上げたモダン・ジャズ、
その敵わない天才の元で、打倒バードの為に作り上げたジャズ。
その結果がこのライヴ・アルバムである。
ジャズ、ロックのレコード、CD、買取、出張買取、店頭(持ち込み)買取致します。
福岡市の中古レコード屋・中古CD屋アッサンブラージュ。