福岡県糟屋郡粕屋町までCDを500枚ほど出張買取行きました。
ロック、ジャズ、細野晴臣を中心としたティンパン、ナイアガラ、はっぴいえんど周辺です。
細野晴臣周辺の日本ポップスは掘り下げて行くと本当に面白いです。
今回の買取でもそのルーツとなる洋楽もかなりありました。
細野はクロード・ソーンヒルが好きだそうで、
ソーンヒルはギル・エヴァンス、マイルス・デイビス、
所謂「クールの誕生」が生まれる前の先駆者であります。
大雑把に言うとスイングしないジャズで、
全体的に派手なビッグ・バンド・ジャズを抑制させ、
ジャズの範疇内で美しいアレンジで聞かせる。
細野晴臣の音楽の基礎となるに相応しいジャズです。
それから「はっぴいえんど」と、
ルーツになったバッファーロー・スプリングフィールド。
曲作りと鈴木茂のギターがそっくり。
ただ松本隆のドラムはザ・バンドのリヴォン・ヘルムの方に近い気がします。
細野のベースは他のどれとも違う唸りをあげています。
それから「トロピカルダンディー」などクラウン3部作。
リトル・フィートの「ディキシー・チキン」、
ドクター・ジョン「ガンボ」、
ライ・クーダー「パラダイス・アンド・ランチ」などと同じ、
ルーツ音楽を土台にしたサウンドで上記三作品と遜色ないのが凄いです。
それからビートルズ関連も含まれてました。
改めて聴いたジョージ・ハリスンの「オール・シングス・マストパス」。
とにかくエリック・クラプトンのギターが素晴らしい。
クラプトンとジョージは本当に相性が良い。
「ホワイト・アルバム」「ライヴ・イン・ジャパン」どれも傑作です。
ポール・マッカートニーは「バック・イン・ザ・U.S. -ライヴ2002」がありました。
ビートルズ・ナンバーを中心としたスタジアム・ライヴは名曲揃い。
捨て曲がないので全く飽きません。
最初はライヴのお土産程度のものかと思っていたけど、
パワーが物凄く、名盤ではないでしょうか。
最後にローリング・ストーンズ「ラヴ・ユー・ライヴ」。
サンバから始まって派手な感じなのですが、
この雰囲気を保ちながら、各楽器が引き締まった演奏で、
ストーンズ流の渋みを感じさせるのは天晴れです。
色々と聞いて面白い沢山のCD、買取ありがとうございました。
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