先日、福岡市中央区でジャズのレコードの出張買取がありましたが、
ジャズ・ボーカルが多く含まれてました。
昨日の休日を利用して、白人を中心に色々と聞いてみました。
ほんの一部のアルバムや曲を聴いただけなので、
適当に感想を書いてると思って読んでください。
アニタ・オデイ。
彼女は白人ハスキー系ボーカルではアドリブが一番、
ジャズを最も体現してると思います。
オスカー・ピーターソン・トリオ、
ポール・スミス、バーニー・ケッセルなどの名手と堂々と渡り合える実力は、
まさにボーカルを楽器として扱うジャズそのものです。
大橋巨泉曰く「来日公演で彼女のバックをした日本人ジャズメンはたじたじだった」
と大姉御ぶりを発揮したそうです。
クリス・コナー。
彼女もアニタと同じくハスキー・ボイス。
同じくスタン・ケントン楽団出身です。
ケントンはアニタによほど惚れ込んで、
同じタイプのコナーを雇ったということです。
「バードランドの子守唄」はやはり名唱です。
ドリス・デイ。
ジャズといよりポップ・ボーカルでしょうか。
「ハスキー」が特徴の黒人音楽に近い上記二人とは違い、
明るく、可憐な歌声で、とても馴染みやすいです。
ペギー・リー。
彼女もジャズというよりポピュラーでしょうか。
「ブラック・コーヒー」などハスキーなイメージが強いですが、
よく聞くと、とても可愛らしい声だと思います。
彼女らを聞いた後、ビリー・ホリデイを聞きました。
凄く悪い音質のCD。
しかしながら表現力、テクニック、声質、湧き出るようなパワー、
音質関係なく、誰よりも心にズッシリっと響きます。
ブルースです。
そして、レスター・ヤングの歌心溢れるサックス。
この圧倒的な音楽のパワーは化け物です。
アニタ、クリス、ジューン・クリスティを買うのをためらわせ、
ビリー・ホリデイをもっと聞きたいと思わせます。
昨年ハマったチャーリー・パーカーと同じ匂いがします。
破滅型の表現者です。
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