昨日はブルースとロックのレコードの店頭買取でした。
個人的にブルースといえば、ビリー・ホリデイの流れで、
ベッシー・スミス聞いています。
ルイ・アームストロングもバックを付けてるベッシー。
やはりサッチモのトランペットは惚れ惚れします。
昨日、古い「レコード・コレクターズ」を読みながら、
ビリー・ホリデイのコロムビア録音を聞いていました。
そこに書かれた音楽評論家の大和明さんの文章の素晴らしいこと。
国語教師だったらしく、
「ベニー・グッドマンとベン・ウェブスター吹いた後、
再びホリデイが入って、ベンのトランペットのエンディングに向かう」
このような表現で一曲を丁寧に解説していく。
(実際はこんな単純なものではなくもっと美しい表現)
また、その選曲のセンスも素晴らしい。
もう、故人ですし、昔から名を馳す偉大な方ですが、
久しぶりに、素敵な文筆家に出会ったと興奮し、
三冊、古本を注文しました。
最近出てるジャズの本で自分の趣味に合うものがなかったのですが、
新刊買うより信頼できる評論家の古本を買う方が良いと気づきました。
昨晩、寝る前はブラントン/ウェブスター・バンド期のデューク・エリントンを聞きました。
アレンジ、迫力、美しさ、聳え立つ美しき城のようです。
音を聞いて感動した時、その衝動にかられた理由を解明することが大好きです。
そのような時、感性が近く、知識も豊富な評論家の文章を読むのはとても面白い。
大和さんのエリントンへの言及を読むのがとても楽しみです。
インターネットが普及して、誰もが感想を書ける時代ですが、
大和さんのように、美しい文章、豊富な知識、鋭い感性、
説得力のある分析ができる人は稀有だと思います。
音楽家以外で、このような嬉しい出会いは久しぶりです。
ジャズ、ブルース、ロックのレコード、CD、古本、
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