「ビーチ・ボーイズ」1985年のセイム・タイトルです。
当時、レンタル屋に行くと、これが一番目立ってた思い出があります。
最新作だったし、まだまだビーチ・ボーイズにニーズがあったころです。
これがなかなか良い作品なんです。
「ゲッチャ・バック」は多少ヒットしたかと思います。
80年代特有の分厚いデジタル音ですが、
これに負けじと分厚いコーラスが対抗します。
全編そのような感じで、
カルチャー・クラブのプロデューサー、
スティーヴ・レヴィンがエレクトロ・ポップで、
ボーイズの良さをうまく活かしています。
やっぱり、カールが頑張っているのでしょうか。
ビーチ・ボーイズを時代の音に合わせていく意気込みが音に現れています。
デニスが亡くなり、ブライアンが不安定の中、孤軍奮闘です。
1970年代から1980年代のビーチ・ボーイズは、
カールのおかげです。
作曲陣もよく考えると豪華でありまして、
ブライアンが4曲、テリー・メルチャーが1曲、
そしてスティーヴィー・ワンダーが1曲、
ボーイ・ジョージまでも1曲、
残りはカール・ウィルソン4曲、
さらにゲイリー・ムーア、リンゴ・スターが参加したりと、
曲それぞれに意味があり、捨て曲がないです。
「アイム・ソー・ロンリー」では、
ブライアンのしわがれ声でのボーカルも聞けます。
個人的にはこの声の全編ブライアンのソロより、
カール、マイク、アルのボーカルが聞けるボーイズの方が好きです。
そして、ブルース・ジョンストンが大体名曲を残します。
このアルバムでも最高のバラード「ラヴ・アゲイン」を手掛けています。
このアルバム、マイクの声があまり聞こえないです。
マイクもメインでもっとボーカル取れば面白かったでしょうが、
カールのソウルフルなボーカルが絶好調ですので、
これはこれで良かったのでしょう。
このCD、正直、手放そうかと思ってましたが、
意外に何度が聞くと良いアルバムでした。
やっぱり、このコーラスがある限り、
ビーチ・ボーイズは全て揃えたいですね。
ロック、ジャズ、ソウル、ブルース、ワールド・ミュージックなど、
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