昨日は福岡市西区の当店舗で、
フリー・ソウル系のレコードの持ち込み買取がありました。
「フリー・ソウル」なる言葉が出てきたのは1993年ぐらいだったでしょうか。
「サバービア・スイート」とか「ディクショナリー」なる小冊子が発行されてたと思います。
それ以前にアシッド・ジャズ・ブーム等でレア・グルーヴの下地が出来ていて、
United Future Organizationやブルーノート音源の「ブルー・ブレイク・ビーツ」などが、
天神にあった「タワーレコードKBC(後のトラックス)」の
売り上げチャート1位だったのを覚えています。
そのレコード店でジェイムス・ブラウンの新譜の紹介があったのですが、
コメントで「暑苦しくて聞くのが辛い」と書かれていました。
ジェイムス・ブラウンやらオーティス・レディングの熱いソウルより、
クールなフリー・ソウルやジャズ系が人気が出てきて、
今までのソウルの価値観が変わっていくのを体感しました。
その後に務めた某外資系レコード屋で、
アイズレー・ブラザーズの1970年代のCDが、
まるで新譜のように売れてました。
CDが売れなくなって、レア・グルーヴが簡単に聞けるサブスク時代、
もう2度とそのようなことはないでしょう。
否、山下達郎のレコードは当時の10倍ぐらい跳ね上がっています。
これはYouTubeで世界中の人があらゆる世界の音楽を聞けるようになって、
日本の音楽が発見され、加工された音楽が、
「ヴェイパーウェイヴ」「フューチャー・ファンク」とやら呼ばれ、
オリジナル盤の人気を上げてる要因です。
欧米のレア・グルーヴは入手しにくいですが、
日本のレア・グルーヴは地方のリサイクル屋さんでも探せば手に入る。
その「レコ堀り」の容易さが人気の一因にあるかと思います。
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福岡市の中古レコード屋・中古CD屋アッサンブラージュ。