雑誌「POPEYE」で「ぼくの好きな音楽」って特集本が出てました。
普段なら立ち読みで適当に終わらせますが、
今回はコロナ対策で袋で綴じられています。
若者向けの雑誌なだけに、そんなに面白くないだろうと思いながら、
暇つぶしに買ってみました。
あえて面白かったのは、
小山田圭吾と坂本慎太郎の対談。
坂本慎太郎が灰野敬二に、
「君たちクイックシルヴァー・メッセンジャー・サービス好きだろう?」
って聞かれて、坂本が知らなくて買いにいったとか。
あと、カマシ・ワシントンがユセフ・ラティーフ好きだとか、
マイクDが、フェラ・クティからマリの音楽にハマってるとか、
「俚謡山脈」ってDJチームが日本各地の民謡をスリッツやロバート・ワイアットに例えるとか。
「シャムキャッツ」ってバンドがマイルスの80年代とかクルセイダーズとか
タイのカセットテープとかペギー・リーの70年代とか選曲が、天然で自然な感じで、
バンドの音を聞いてみたいと思った。
で、実際聞いてみたら、達者な演奏力で、適当に流してたらハマってしまいそうな感じがする。
ちょっとコーラスのアレンジやダブル・ボーカルがビートルズのような雰囲気もする。
ドラムがリンゴ・スターみたい。ベースもうまい。ギターもうまい。
ようするに皆、演奏がうまい。
それでいてテクニックに走らず、
ミドル・テンポの曲調でロックのグルーヴをキープできるのが見事。
良いバンドではないでしょうか。
今年、解散したらしいけど。
シャムキャッツというバンドを知れただけ、
本を買った収穫があったかも。
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