エディ・ヴァン・ヘイレンが亡くなりました。
1980年代にヘヴィ・メタルの概念を作り出したのは彼ではないでしょうか。
イメージ的にはアイアン・メイデンやジューダス・プリーストのほう方が、
ジャケットなどからヘヴィ・メタルらしいですが、
ギター音だけでいうとエディが最初でしょう。
音をあまり歪ませないのが特徴で、
エコーがかからない分、
ギターの弦の金属を引っ掻くような金切音が強調され、
それをライトハンド奏法で異常に早く弾くことによって生じる音は、
今までになかったもので、
まさにメタル(金属)奏法です。
これを西海岸の名プロデューサー、テッド・テンプルマンによって見出され、
ポップな楽曲と、デイヴィッド・リー・ロスのフロントマンの陽気なキャラを活かし、
スター街道爆進、マイケル・ジャクソンと共演したりと、
L.A.メタルを創始者かつ代表するバンドとなりました。
後のガンズ・アンド・ローゼズの雛型もヴァン・ヘイレンでしょう。
私は当時、L.A.メタルよりブリティッシュ・ハード・ロック、
様式美メタル、ディープ・パープル一派が好きでしたので、
友人とレインボーのCDとヴァン・ヘイレンのCDを交換して、
カセットにダビングしていました。
一番好きなのはファースト・アルバムのポップでハードな「炎の叫び」です。
グイグイと押すリズム隊も力強く、デイヴのボーカルもファンキー、
そこにエディのギター・ソロが多方面から飛び交い、
的確に爆弾を落としていき、破壊していく。
まさに「伝説の爆撃機」にふさわしい、
岩を破壊するかのごとき破壊力は、
まさに新時代のロック・サウンド「ヘヴィ・メタル」でした。
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