私があまりにもブログやツイッターでビートルズのリマスターについて書いていたので、
お客さんがビートルズのステレオ・ボックスと
「1」のデラックス・エディションを持ってきてくれました。
早速「1」を聞くことに。2015年に出たSHM-CDです。
音の迫力が増し、輪郭がくっきりとして、
各楽器のキレが違う。
特にリンゴのドラムとジョージのギターです。
リンゴの叩くドラムで体が勝手に動きます。
まぎれもなくダンス・ミュージックです。
黒人音楽が染み渡っているこのグルーヴに、
世界中の人々はやられたのではないかと思います。
一方でポール・マッカートニーは弦アレンジを駆使して、
クラシック音楽のような世界観を作り上げました。
これは「イエスタデイ」からはじまり、
「エリナ・リグビー」「シーズ・リーヴィング・ホーム」と、
クラシカルな要素がさらに強まり、
ポップスにおけるクラシック音楽の金字塔アルバム
「レット・イット・ビー」で完成しますが、
これをプロデュースしたのがフィル・スペクターとの共同?作業とは。
ポールの作り上げた「ポップス+クラシック」の世界を、
一方の「ポップス+クラシック」の雄フィル・スペクターが奪い取ったとは何とも凄い。
天才達は集まってしまうものなんですね。
これらの世界観を、全部、凄い音で聴けるビートルズのリマスターCD。
こんな贅沢なことはないと思います。
とりあえず、私は、ステレオリマスターの赤盤、青盤で代表曲を抑えつつ、
「アビイ・ロード」でB面のメドレーの美しさをステレオリマスターで堪能し、
グレードアップされたステレオリマスター「プリーズ・プリーズ・ミー」で初期の勢いを感じ、
「1」のSHM-CDで最先端の音でビートルズを聴く。
ここまで注文しています。
さらにリマスターでベスト盤で聞けない名曲盛りだくさんの「ホワイト」と「サージェント」は
ステレオリマスターを凌駕するかもしれないデラックス・エディションが出ています。
2枚のアルバムともステレオリマスターが素晴らしかっただけに、
デラックス・エディションも聞きたい。
だけど、このデラックス・エディションはほぼリミックスに近い。
どちらを買うか?ネットや書籍でも賛否両論。
そこで、ビートルズ・マニアのお客さんに電話して聞いてみたら、
「今度デラックス・エディション持ってきますよ」と。
これを聞いて、どちらを買うか決めたい。
あと、モノ・ボックスも持ってきてくれるそうです。
これ聞いて「初期はやっぱりモノだな」となると、
高額モノ・ボックスを買う羽目になる。
そうなると「お金なんて、どうでもいい!全部意地でも揃えてやる!」となりそうで怖い。
昨日、別の常連のお客さんから、
「慎重に買いましょう。我慢しましょう」とアドバイスを受けました。
客から色んなアドバイスを受ける店主。
「新しい商売様式」。
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