少量ながらロックやソウルのレコードの買取があっております。
「小さなことからコツコツと」西川きよし師匠です。
最近は、福岡では「ケンミンショー」以外キー坊みないですけど。
そういえば小松政夫がお亡くなりになりました。
電線音頭〜しらけ鳥はドリフターズと同じく子供に大流行りでした。
植木等の付き人で、志村けんにしても小松政夫にしても、
クレイジー・キャッツからの流れを受け継ぐコメディアンが
次々いなくなっています。寂しいですね。
昨日は定休日でしたので、
買ってそのままだった2冊の分厚い音楽本を読みました。
ティモシー・ホワイト
「ビーチ・ボーイズとカリフォルニア文化 はるかな場所の一番近いところ」。
ジェフ・エメリック「ザ・ビートルズ・サウンド 最後の真実」。
ビーチ・ボーイズ本はブライアン・ウィルソンの2冊の自叙伝で
ほぼ知ってる内容でしたので、特に面白い発見はなかったのですが、
ビートルズは面白かったです。
「サージェント〜」などのアルバムが完全に、
ジョン、ポールを中心に皆の共同作業で、
ポール「ここはこう変えた方が良いのでは」、
ジョン「この楽器面白いよ」、
こんな感じで皆とワイワイと談義しながら、
ジョン「ライヴをやめて、スタジオに集中して、
とにかく新しい試みをいっぱいやろう!」
皆「オー!頑張ろう!」
そんな感じで作り上げた「会社的」アルバムだととしたら、
ビーチ・ボーイズの場合、
ブライアン「もう僕は駄目だ。ビートルズに負けてしまってる。
飛行機乗ってライヴやりたくないよ。
そんな暇あったらビートルズ以上のアルバム作りたいよ(泣)」
こんな感じで孤独な芸術家のように作り上げたのが「ペット・サウンズ」です。
この2冊の本を読んで感じたのは、
ビートルズ「企業的」、ビーチ・ボーイズ「個人事業主」。
どちらが強いかと言うと「企業」でしょうね。
その後「企業」も崩壊しますが、
特に精神的ダメージををそんなに負わず、
皆、それぞれ「企業=ビートルズ」の経験や人脈を活かして、
独立成功していきます。
一方で独りのブライアンはパートナー、ヴァン・ダイク・パークスなど、
いたとしても、所詮、他人(バンドではない)、
助けてくれる術もなく、孤独と敗北を一人で受け止め、
精神崩壊していきます。
うちの店もパートは雇っていても、殆ど一人の「個人事業主」。
ビジネス書として、この2冊は良い勉強となりました。
良きビジネス・パートナーになっていただく方募集中です(笑)。
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