先日は北九州市門司区から福岡市の当店へ、
ローリング・ストーンズのレコードの持ち込み買取がありました。
あのローリング・ストーンズのダルいノリに一番近いブルースが、
ルイジアナのエクセロ・レコードのスリム・ハーポとライトニン・スリム。
ミックもキースも好きだったんだろうな。
特にキースは速い音楽が嫌いだったらしく、
デルタ・ブルースやシカゴ・ブルースのアタックが強いサウンドより、
まさにレイドバックしたルイジアナ・ブルースが好みだったと思う。
アニマルズやヤードバーズなんかに比べて、
落ち着いた大人の不良の音楽を初期ストーンズから聞くことができる。
このデッカ時代のストーンズと二人のスリムを連続して聞いても何も違和感なく聞ける。
ギターとハープのアンサンブル、ミックのフェミニンな歌唱法など、
スリム・ハーポの影響を見ることができる。
実際ファースト・アルバムでスリム・ハーポの「I’m a King Bee」をカバーしている。
ちょっとR&Bやカントリー風味もあるこのルイジアナ・ブルースに
ストレートなブルースに囚われないストーンズの趣味が出てさすがだなと思います。
エクセロのジャケ、ブルースぽくなく、イラストでお洒落です。
レコード・コレクターはぜひ、エクセロのオリジナル・アルバムをお集め下さい。
おすすめ致します。僕はCDで集めます。
ここはライトニン・スリムの「ルースター・ブルース」ジャケをあげときましょう。
北九州市を、福岡のめんたいロックを代表するルースターズで、
まんま、このアルバムと同じジャケがあります。
あと、ストーンズが「ブルー&ロンサム」でカバーしてる
「Hoo Doo Blues」も収録されています。
ファーストから最新作までルイジアナの音が好きなんでしょうね。
次の曲はお隣のミシシッピのジミー・リードの「Little Rain」。
南部のダルいブルースを現代でも普通に聴かせるこの流れ。
まさに怪物バンドにふさわしいローリング・ストーンズ。
この2曲でのミックの粘っとした歌い方は、
とても70歳を超えたと思わせぬ、
セクシーでオリジナリティ溢れている。
これぞロックなり。
最後のオーティス・ラッシュのカバー「I Can’t Quit You Baby」も
ラッシュそっくりなシャウトがかっこいいです。
同じモダン・シカゴ・ブルースのマジック・サムのカバー
「All Of Your Love」も素晴らしい出来です。
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