福岡市城南区や早良区からロックのレコードの店頭買取がありました。
私は中古レコード屋なのですが、
B級、C級の音楽より、例えばロックでは
ビートルズ、ローリング・ストーンズ、ビーチ・ボーイズなんかを好みます。
もちろん仕事柄、興味もあります、B級、C級もおおよそ一通りは耳にしております。
そんなメジャー志向の私が気に入ったB級、C級レコード紹介です。
マニアから見たら「メジャーじゃん」と思うものもあるかと思いますが。
まずはロック・ポップス編。
「FIRST BASE」BABE RUTH
ハード・ロックと思って聞いたら、ファンクやホーンが入っていて、
かなり黒いグルーヴです。
ジャケもP-ファンクのような雰囲気です。
ジャケはロジャー・ディーンだって。
1972年の作品。
この1969-1972年あたりイギリスのハード・ロック・グループは、
ジャズ・ロックやらファンクなど取り入れてかっこいいバンドが多いです。
第二のレッド・ツェッペリンやディープ・パープル目指していたのでしょう。
同様なのが黒人女性がジャケットで濃厚なファンクと思って聞いた
「Juicy Lucy」Juicy Lucy。
これまた濃厚なブリティッシュ・ブルース・ロックです。
ギターが良い感じでハード・ロックしています。
1969年、とにかく濃厚です。
MC5に通じるカオスなガレージ感もあります。
「Banned In DC:Greatest Riffs」Bad Brains
Bad Brainsはメジャー過ぎるかな。
とにかく黒人のファンクキーさを保ちながら、
パンクをやって、異常にテンションが高いこのライヴは傑作。
「OK Ken?」CHICKENSHACK
3大ブルース・ロック・バンドのひとつCHICKENSHACK。
演奏能力かなり高い、ブルースをしっかりロックで表現した手堅い一枚。
「A Sense Of Place」John Mayall
同じくブリティッシュ・ブルースの第一人者が1990年という微妙な年に出したアルバム。
何と言ってもギターがサニー・ランドレス。
これだけでエリック・クラプトンのソロ・アルバム並になっています。
「Introducing…」The Four King Cousins
渋谷系大流行の時に発掘されたソフト・コーラスの名盤。
今、聴いても色褪せないアレンジ。
バックはレッキング・クルー。
「Distant Light」」The Hollies
ホリーズなんて大メジャー・バンドですが、
1971年のこのアルバムがホリーズ初体験だったので、
この時期ならではの幻想的なジャケットとトラッド色強さとハモリに、
CSN&Yやビーチ・ボーイズにないイギリスならではのコーラスの魅力を感じました。
「Pay Pack & Follow」John Phillips
ローリング・ストーンズ・ファンでは有名なアルバムです。
ほとんどコーラスにミックが入ってるのでストーンズしてます。
他のストーンズ・メンバーも協力。
もちろんママス&パパスで有名な方です。
「James Bond Theme/Walk Don’t」Billy Strange
フィル・スペクターのバックとして、
リー・ヘイゼルウッドの片腕として、重要なギタリスト。
同じくヘイゼルウッドの仕掛けたデュアン・エディより、
こっちの方がエグくて粘っこくて好きである。
ベンチャーズでギターを弾いたこともある。
世界中のプログレやらメタル、パンクなんかと比べると、
結局メジャーに関わった人や、
二軍の4番バッターみたいな人たちばかりになりました。
一度お客さんから「君はカリスマが好きなんだね」と言われたことも。
まあ、それに近いところありますね。
性格はマニアですが、メジャー大好きです。
二周ぐらいして、素直じゃないんだと思う。
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