昨日は用事があったので、福岡市の天神へ。
ついでにレコード屋へ行ってきました。
マーティン・ペイチとテリー・ギブスの「Jazz Band Ball First Set」
とソフト・マシーンの4と5のアルバムを買った。
前者はジャズ評論家のレナードフェザーによる企画もので
マーティン・ペイチの「1」は4管をスモールコンポで演奏するもので、
テリー・ギブスの「2」はビブラフォンを3台用意して演奏したもの。
ジャズ評論家であり、ファンのレナード・フェザーによる夢の企画を実現したものだと思う。
続くソフト・マシーン。完全なフリージャズである。
しかしながらプログレのロック・ミュージシャンであるからして、
フリーなインプロはなくしっかりと企画構成されたものであろう。
いずれもインテリジェンスな白人がジャズのフォーマットが好き過ぎて作った
独特の空気が流れている。
西海岸ジャズのスタン・ケントン達が
東の黒人ジャズの肉体感溢れるファンキーなサウンドに対抗して、
プログレッシブなジャズを作ったのとは違う、
ジャズのフォーマットに沿った白人的サウンドであり、
非常にファン気質全開で、開放的で気持ち良い。
ソフト・マシーンは革新的ロックの旗手というよりこの4と5は
ミーハーな香りを感じてしまう。
しかしながらこの当時若者だったメンバーの意気込みは十分ロックだ。
一方のフェザーによる「モード・ジャズ・レーベル」
も生き生きとしたバップ演奏を自分好みにパッケージして
プレゼント用に作ったかのようで(無地とイラストのジャケ然り)、
ディズニーランドで売ってるような質の高くて可愛いらしいお土産品のように、
ジャズ版「おとぎの国」の世界を味わえる。
この4枚はコロナで疲れてる自分への「無垢なるジャズ心」が詰まった、
自分へのプレゼントのようなものでした。
ジャズ、ロック、ソウル、ブルースのレコード、CD、
出張買取、店頭(持ち込み)、宅配買取致します。
福岡市の中古レコード屋・中古CD屋アッサンブラージュ。