本日も福岡市の当店へジャズやロック、日本のロックなどの
レコード、CDの持ち込み買取ありがとうございます。
「調子悪くてあたりまえ 近田春夫自伝」を読み終わえました。
色々と読み直すと発見があるので、
貴重な日本ロック史の資料として価値があると思います。
しかしながら、私は近田氏の大ファンであり、
書籍、ネット、ラジオ、テレビ、もちろん音楽などで殆ど追いかけており、
(実際見たのは福岡に来られない近田氏が「熱血!オヤジバトル」の審査員に来た時に行った限り。
自伝によると遠出が嫌いとうことで納得)
既に知ってることが多く、氏の書籍では、やはり過去を振り返ることなく、
新しい音楽を論する「考えるヒット」などが大好きです。
近田春夫は常に未来を見てるからこそ面白い。
没後、田中勝則氏が書いた「中村とうよう音楽評論家の時代」もそんな感じでした。
そんな近田春夫の好きな曲を紹介します。
先ず2年前の新作「超冗談だから」は全部良いですね。
とにかく歌が上手い!
ジェームス・ブラウンが歌が上手いと言われる感じに似てる。
ロックな曲には「THEカラオケ☆バトル」とは違う上手さが必要です。
(でもマチャアキの「なんてん・なんてん・何点だー!?」のフレーズは
天才エンターテイナーらしい名調子である。80近くであのフレーズは驚くべきセンス)
一番好きなのは「ラニーニャ 情熱のエルニーニョ」。
これ本人の曲だったんですね!
それから1991年に出されたビブラストーンのメジャー・デビュー作。
これは既に中年だった近田氏がヒッホップに挑戦してることが驚きでした。
当時は今みたいにロック界のベテランが新しい音楽に挑戦することなんてなかったですし。
今でもそうですかね。
ただ、今、聞くとそれ以前のライヴ「Vibra is Back」の方が現代的。
自伝ではドクター・トミーのラップに批判的でしたが、
トミーのラップはBボーイ的というか水商売ぽくて好きでした。
ビブラトーンズの「区役所」これ好きです。
「クラクション、サイレン、?」歌詞カードが手元にないので、
わかりませんが、ここの部分がアクセントとなりスピーディーでカッコいい。
「電撃的東京」。これは近田氏が適当?
に作ったら、うけてしまったらしく、でもやっぱり名盤。
あとYouTubeで内田裕也とクリエイションと共にピアノを弾く近田氏の
ロックンロール・ピアノの格好良さ。
来日したミュージシャンが引き抜きたくなる気持ちも分かります。
他の人への提供曲では、
ジューシィ・フルーツのデビュー・アルバムの「あやふやアバンチュール」も
初期XTCみたいでかっこいいです。
予備知識もなく、やくしまるえつこ「おやすみパラドックス」はかかった瞬間、
レジへ持って行きました。
ストレンジな曲調、作曲「近田春夫」に納得。
病気回復後の一曲目だったんですね。
常に新作がカッコいい近田春夫さんですので、
70歳になっても、
新作アルバムが楽しみで仕方ないです。
LUNASUNのアルバム「Organ Heaven」も良かったですが、
今、最もバキバキの音を作っている「TeddyLoid」に参加する近田春夫の感性はやはり凄い。
ちなみに当店でも「超冗談だから」のCD販売しております。
ぜひ、お買いあげください。
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