クリスタルズの「オン・ブロードウェイ」のサックス・ソロ。
スティーヴ・ダグラスだろうか?すごく変。
これなんで採用されたのだろかという感じ。
でも病みつきになる。
スペクターはその音の壁の手法だけが特化されてるが、
ダーレン・ラヴによると音のミスもそのまま「こちらの方が良い」と、
リリースされている。
ジーン・ピットニー作曲の「ヒーズ・ア・レベル」も、
「ほとんどデモに近い」そうです。
スペクターが気に入ったが歌詞の問題で黙視された
「ヒー・ヒット・ミー」。
これでの出だしの不気味なベースとトライアングル?
ガール・グループの楽曲らしくない不気味な音の始まりである。
その後、音が加えられ、どんどん厚みが増してきて、
初期「ウォール・オブ・サウンド」の雛形となっている。
しかしながら、この曲の暗いこと。
スペクターの闇の部分がクローズアップされている。
これじゃ銭にならないと、その後、
ピットニー作の快活な「ヒーズ・ア・レベル」で大ヒットを飛ばしている。
「アップタウン」はスパニッシュ的なギターがセンス良し。
これとカスタネット。これ、フラメンコなんですね。
カスタネット多用し始めたのは、
情熱的な陽気と悲劇が共在する、
このスパニッシュ的なものを曲に加えることで、
刺激的な香辛料のようなものを手に入れたのだと確信したのかも。
スパニッシュ風味や「ヒー・ヒット・ミー」のアングラ感、
これらのスペクターのエグみの裏には、
彼のパートナーであるレスター・シルの前パートナーである、
リー・ヘイゼルウッドの影響があるのかも。
ジャック・ニッチェを雇い、ビリー・ストレンジと共に、
のちにナンシー・シナトラのお色気歌謡を手がけたヘイゼルウッド。
ジャック・ニッチェ、ビリー・ストレンジ、
「フィレス」の中核を成す彼らが手がけた(ニッチェは関わってない?)
デュアン・エディからはスペクターの音が聞こえます。
昨日、購入したデュアン・エディを今日は聞きます。
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