福岡県北九州市の小倉からジャズのレコード出張買取と、
同じく小倉から1960-70年代ロックとソウル、ブルース、ジャズのCDの買取がありました。
私は今「シュルレアリスム」的なものにひかれています。
元々屋号の「アッサンブラージュ」は、
1920年代ごろのデュシャンやマン・レイのアートの手法からきた言葉です。
忘れもしない15年程前、
糟屋郡の篠栗町付近に古本屋で見た奇妙な白黒写真の数々。
マン・レイでした。
「とても100年前の写真には見えない、
大胆なありのままを打ち出したスケールの大きさ、
モノクロでしか表すことができない生々しさ、
廃墟で巨大なネズミをみたかのような不気味さ、
それでいて現代にでも通用する新しさ」
これらを文章で表現すると意味不明なものになる。
それでこそ「シュルレアリスム」であり「ダダイズム」であり、
意識に働きかける言葉で説明できないインパクト、
マン・レイの説明不要な大胆な作風にスケールの大きさと
近未来的な世界に圧倒されました。
私は「シュルレアリスム」を音楽から、
ドイツ音楽、カンタベリーのプログレ、
戦前ブルース、ダブ風味のあるニュー・ウェイブ、
フリー・ジャズ、フランク・ザッパ、
ビーチ・ボーイズのブライアンの創造的なアルバムに見出していたのですが、
マン・レイに通じるありのままの生々しさを、
最も体現しているグループが「レジデンツ」した。
私は子供と一緒にアメリカのカートゥーン・アニメ
「おかしなガムボール」よく見ます。
そこでの感想をツイッターに書き込みました。
「アメリカのカートゥーン・アニメ『おかしなガムボール』。
ドイツ電子音楽とかダダイズムとか話に出てきて、
絶対そういうの好きな人が作ってる。
全編シュールで目玉の「レジデンツ」みたいなアニメ。
子供より僕がハマってる」。
この可愛らしいキャラクターに、
レジデンツの目玉のキャラとシュールなサウンドを想像し、
丁度買取した「人生」のカセットテープにもレジデンツを思いだしました。
※「人生」は電気グルーヴの前身バンド。
このような感じでレジデンツ熱が高まってきました。
私は黒人音楽が好きなので前衛でもフランク・ザッパなんかはよく聞くのですが、
人間の脳にある意味不明のものをストレートに出してるのはレジデンツだと思います。
アニメ「おかしなガムボール」はスクリューボール・コメディで
異形でありながら、可愛いキャラクターたちが、矢継ぎ早に喋り倒し、
形を変えたり、時にはグロテスクになったりと、
本能を、肉体から精神に至るまで全てを使いきり、
ギリギリの表現で常識社会を皮肉るアニメであり、
子供向けのギャグ漫画でありながら、
気持ち悪いほど解答がないままシュールなエンディングを迎えることもあります。
これは全てに意味をつけないと気が済まない、
「伏線回収」なる気味悪い現代のドラマと真逆のものであり、
これこそ「シュルレアリスム」だと思います。
そのような人達はマルセル・デュシャンの「泉」を1000回見ても理解不能でしょう。
北九州市、小倉、福岡市、ジャズ、ロック、ソウル、ブルースなどのレコード、CD、
福岡、出張買取、持ち込み・店頭買取、日本全国、宅配買取致します。
