福岡県糸島市からジャズのレコード200枚ほど持ち込み買取がありました。
夏真っ盛りですね。
僕はビーチ・ボーイズに関しては少々うるさい方だと思います。
そこでビーチ・ボーイズの傑作「ザ・ビーチ・ボーイズ・トゥディ」について。
明らかに今までのアルバムと違うのがこの作品はモノラルなのです。
だから音がこもってる感じです。
演奏は本人達かレッキング・クルーか分かりませんが、
ボーイズのコーラスと演奏がひと塊りになってパワフルに迫ってきます。
1曲目の「踊ろよ、ベイビー」は今まで通りのサーフィン・サウンドですが、
明らかに音に深みがあります。
所謂モノラルで音を詰め込んでロックンロールする。
フィル・スペクターの「ウォール・オブ・サウンド」の小編成版です。
「箱庭的なウォール・オブ・サウンド」とも言えましょう。
A面はこのようなパンチのあるロックンロール・サウンドが全編に展開されており、
ひょっとすると逆にビートルズの「ラバー・ソウル」に影響を与えたのかもしれません。
ブライアンのベースはロックンロールを基調としながらも非常に太く黒い。
このプレイはポール・マッカートニーを刺激したのでは?
「元気をお出し」の間奏のフレーズは非常に低音が唸っている。
重戦車のように響く低音に華やかなコーラスがのるこれらのA面の曲は、
ロックンロールのアルバムではフィル・スペクターのサウンドと同じくらい
シンフォニックであり、ポップであり、
この相反する二つの要素が見事にマッチングした傑作だと思います。
さてB面ですが、これが全編バラードで、
A面を上回る珠玉の作品群であります。
ここでお客さんがご来店されたので、
続きはまたいつか。
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