当店ではレコードやCDを視聴し放題にしております。
(あまりにも数が多いのはさすがに困りますが)。
さて、昨日来られたお客さんは3ヶ月に一度程来店されてる方。
背が高くて、オシャレなファッション、
エキゾチックな雰囲気を醸し出し、とても個性的。
昨日は視聴されてレコードとCDには非常に面白いものがありました。
私が最近聞いてるサーフィン/ホッドロッドやフィル・スペクターなどの
西海岸ポップスとは全然違うアヴンギャルドな音楽です。
それが時代が新しいとか古いとか、流行ったと、全く知らないとか、関係なく、
ジャケやクレジットなどから、
自分の好みに合うサウンドを探す姿勢がとても面白く、
彼にピッタリの音を探し当てることができるセンスに関心してしまいます。
先ずはビル・ラズウェルのマテリアル。
色々なジャンルのミュージシャンを駆使しして自由な音楽を作る人で、
いつもジャンル分けに困ってしまうグループです。
ロック?ファンク?ジャズ?フュージョン?
昨日はロックのコーナーにあったレコード「メモリー・サーヴィス」です。
ベースをメインにした独特な変拍子グルーヴのインストで、
フュージョン一歩手前のアヴァンギャルドなところがクールです。
その後、私はこのベースをメインとする音楽として、
ジャー・ウォブルのPILを聞きました。
それからアメリカの前衛変則ギタリストであるヘンリー・カイザーも聞きました。
視聴コーナーはこのような前衛を気づかせるきっかけになりました。
それからボブ・ジェームスのピアノは、どう聞いてもミニマル音楽でした。
お客さん曰くシカゴ・ハウス?のDJが使用していたとか。
ボブ・ジェームスが他のフュージョンと違って売れ行きが良いのが分かります。
続いてデューク・エリントンの1968年の「ラテン・アメリカ組曲」。
エリントン晩年はエキゾチックな世界のサウンドを取り入れて、
面白い前衛的なジャズを作りあげています。
そこはエリントン、曲だけでなく、さすがに渋いピアノも聞かせます。
ステレオラブ「ミルキー・ナイト」。
1999年に発売されて話題になったCDですが、
この当時、お洒落過ぎて、避けていたところありますが、
これが流石の傑作です。
20年以上前と言えど、音響系を代表する流石の名盤であります。
プロデューサーはジム・オルークとジョン・マッケンタイアと大物二人。
今、聞いても全然古臭くなく、意外にロック的で新鮮です。
最近、全然聞いていなかったジャンルの音楽を読みもどしてくれたお客様に感謝。
新しいだけが前衛ではないということを教えて頂きました。
そう言いながら、相変わらずサーフィン/ホッドロッドやフィル・スペクターからの流れで、
ママス&パパスをずっと聞いています。
前衛を聞くには体力がいります。
今の気分、精神状態では個人的になかなか聞けません。
早く、聞けるような気持ちになりたいですね。
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