最近はロックや和モノを中心に、
福岡市博多区、新宮町、熊本県からレコードの買取がありました。
福岡は緊急事態宣言中でバスと電車通勤してくるパートさんを、
期間中は車で迎えに行ってますが、
その車中で聞くCDを適当に店の在庫からランダムに
ルーレット式に選んで持って行きます。
昨日選んだのは「ザ・ベスト・オブ・スウィング」なるジャズのオムニバス。
1曲目は「ニュー・グレン・ミラー楽団」による
「イン・ザ・ムード」。
グレン・ミラー亡き後の「ニュー・グレン・ミラー楽団」ですが、
この名曲を良い音で聴くと気持ちよい。
一曲目にふさわしい選曲です。
2曲目は「デューク・エリントン楽団」による「A列車で行こう」。
けっこう新し目の音源ですが、ピアノは御大。
先日フジ・ロックで上原ひろみのパフォーマスが評判でしたが、
エリントンの黒人ならではの私にとっての「ドストライク」的なタイム感。
やっぱりジャズ・ピアノはこっちの方がしっくりきます。
この演奏かなり音も良くて、アレンジも素晴らしく、
晩年としてはかなり上々な出来です。
ライナーによると1966年録音。
「ポピュラー・エリントン」から?
このアルバムあまり興味なかったのですが、改めて聞きたくなりました。
3曲目は「シング・シング・シング」。
「ベニー・グッドマン楽団」1937年の初演。
これは凄まじい。7分を超える録音で、
1938年1月16日のカーネギー・ホール・ジャズ・コンサートの手前の録音。
スイング・ジャズの集大成とも言える密度の濃い一流ミュージシャンと、
凄まじいアレンジで、圧巻のサウンドです。
とんで14曲目ですが「ルイ・アームストロング楽団」の
「セントルイス・ブルース」。
1954年録音。名盤「ルイ・アームストロング・プレイズ・W.C.ハンディ」から。
これまた黒光りするような燦然と輝く演奏で、
ルイのトランペットとボーカル、
女性ボーカルのヴェルマ・ミドルトンが抜群のコンビネーションを聞かせます。
2枚組で44曲収録されており、音の悪いスイング・ジャズを高音質でCD化しております。
選曲(解説のみかも?)が良いのは
「コテコテ・デラックス」等の著書で有名なジャズ評論家の原田和典さん。
恐らく、氏の黒人音楽、特にR&Bやラテンに根ざした耳で選んだだけに、
非常に濃く、面白く楽しめる選曲になったんだと思います。
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