福岡は明日も台風でレコードやCDの買取も少なそうです。
ところで僕は殆ど歌詞に興味がないのですが、
そういえば歌詞が印象的な音楽が唯一あった。
青島幸男のクレイジー・キャッツ。
「これが男の生きる道」
これが一番好き。これほど虚しい独り身の男を描いた、孤独な歌詞はない。
恋愛の別れの歌詞だって、未来がある若者の歌詞ばかりだし、
演歌だって、男女の別れの場面を描いたものだし、
シンガーソングライターの独りよがりの孤独な歌詞だって自分に酔ってるだけだし。
本当の孤独は「おかずは福神漬けだけ、疼く虫歯で一層悲壮感は増し、
それでも愚痴を言わずに、孤独を耐えることを『男の道』と称する」。
ここでの笑い泣きするかのような植木等の歌唱は、
人生に疲れた男のやせ我慢の美学を表現する。
希望を捨ててはいないが、どうしていいか分からない男の真の叫びである。
全てを笑い飛ばすのが植木等の歌唱と、萩原哲晶のサウンドだが、
歌詞は現実の虚しさ、理不尽な世の中を描いているものばかり。
鬼才、青島幸男、植木等、萩原哲晶のトリオによる
唯一無二の日本音楽である。
日本の小市民のリアルな怒りをツイストにのせた
「ハイそれまでョ」も好き。
怒りの爆発をロックンロールのツイストにのせて歌い踊る植木は狂気じみており、
日本のリアル・ピュア・ロカビリアン、
あるいは日本のジェームス・ブラウンでもある。
セコくて、狡い、小心者によるパーティー・ソング。
日本人は「クラブ」より「ナイト・クラブ」や「お座敷」だな。
僕の好きな作詞家は「青島幸男」。これに決定。
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