最近ローリング・ストーンズの話題をすることが多い中で、
昨日たまたま聞いた1974年あたりのブート・ライヴが良かったので、
「ゲット・ヤー・ヤ・ヤズ・アウト」を改めて聞いてみた。
「ストレイ・キャット・ブルース」あたりから
ノリはじめてくる感じで、音響が凄い。
ストレートなサウンドなのに、
チャーリー・ワッツの作るグルーヴがスイングしていて、
残響音のようになり、エコーを生み出し、奥行きの深さ感じさせる。
その上をギター二人とベースが図太い音を重ねて、
さらにミックがその上に乗っかてくる。
この縦軸のアンサンブルこそローリング・ストーンズならではないか。
続くは穏やかなブルース・ナンバー「むなしき愛」。
ロバート・ジョンソンのカバー。
伝説のブルースマンの美しい音色、
とても一人で弾いてるとは思えないギター・マジックを、
二人のギターが分かち合って、
ロック・アンサンブルとして再現してるかのごとく聞こえる。
ミックの声も甲高いジョンソンの声色を真似てるかのよう。
これぞ本来の意味でのブルース・ロックではないか。
「ミッドナイト・ランブラー」から「リトル・クイニー」までの勢いが凄い。
ローリング・ストーンズの魅力が全て詰まってる感じ。
シェイクするチャーリー・ワッツの上にミック・テイラーとキースのギター・ソロと
ミックがアジりながら叫び歌い続ける「悪魔を憐れむ歌」。
次の「リヴ・ウィズ・ミー」は出だしから図太く楽器群ブンブンうなる。
とにかくギターがこれでもかと冴え渡る。
ここでクール・ダウンしての「リトル・クイニー」。
チャック・ベリーの曲をスローにブルースさながら歌うのはストーンズの真骨頂。
終盤全楽器ががなだれ込み一体となって一つのグルーヴを作るのが凄い。
1970年「レット・イット・ブリード」と
「スティッキー・フィンガーズ」の間に発売されただけに、
最高のライヴであること間違いない。
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