昨日クライド・マクファターのこと書きましたが、
クライドはドリフターズの初代ボーカルです。
エルヴィス・プレスリー、フィル・スペクター、
ビートルズ(ジョン・レノンの有名なカバー「スタンド・バイ・ミー」は、
ドリフターズのボーカル、ベン・E・キングがオリジナル)、
さらに日本では山下達郎の「ドリーミング・デイ」は
ドリフターズのジョニー・ムーアのボーカルによる
「Fools Fall in Love」に思いっきり影響受けてます。
もちろんベン・E・キング時代ドリフターズをメジャーにした、
ジェリー・リーバーとマイク・ストーラーは、
エルヴィスの代表曲を作ったり、
スペクターの師匠だったりと、
とにかくドリフターズは、
クライド時代はドゥー・ワップの元祖だし、
その後は偉大なるスタンダードを作ったことで、
R&B/ソウルを代表する最も重要なグループだと思います。
アトランティックのアーメット・アーティガンだったか、
ドリフターズのストリングスを聞いて、
「こんなもの売れるか」と言ったとか
(多分アーティガンだったと思う)。
しかしながらエルヴィスを売り出したリーバーとストーラーと、
かの天才フィル・スペクターの耳に狂いはなく、
今も「ラストダンスは私に」「スタンド・バイ・ミー」
など美しいストリングスがあってからこそであり、
ビートルズのジョン・レノンや、
日本を代表するミュージシャン山下達郎を虜にしたのです。
今、YouTubeで「ラストダンスは私に」を聞いていたのですが、
同じくロマンチックなプラターズはいつの時代だったのだろうと思いました。
「オンリー・ユー」は1955年です。
エルヴィスのブレイクと同じ時期です。
プラターズは特にストリングスなど使用していないのですが、
黒人音楽なのにあのソフィスティケイトされた感じは、
ボーカルのトニー・ウィリアムスの
黒人と白人の融合的な歌唱によるところが大きいです。
ドリフターズ、プラターズは
日本人に最も愛される黒人グループなのは、
黒人音楽をソフィスティケイトさせたことです。
同様、ジャズ・ボーカルのナット・キング・コールのきらめくような
ストリングスを背景にしたボーカルも日本人に愛されてます。
「恋こそはすべて」は10代のロマンチックな気持ちに浸りたい時、
散々聞きました。
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