最近、買取が少ないため、ブログやYouTubeの更新がやたら多いアッサンブラージュです。
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今回のテーマはクライド・マクファター&ザ・ドリフターズの魅力。
4人のバック・コーラスがそれぞれ個性的であり、
非常にカラフルな色彩を醸し出し、
特にバックで4人がハモった時とクライドのボーカルのバランスが抜群で、
5人の声の相性がこれほど合ってるグループも珍しいのでは。
バックでハモるだけでなく、クライドの張りのある高音を非常に活かしているのが、
アンドリュー・スラッシャー、ビル・ピンクニー、
この二人の低音のメインだが、要所要所にソロを取ることで、
単なるドゥー・ワップ・グループに止まらないバラティ豊かなバリエーションを備え、
爆発的な人気を得たのではないだろうか。
代表曲のひとつである「ホワイト・クリスマス」自体
ビル・ピンクニーの低音ボーカルがメインをはっており、
4人のコーラス隊がクライドとタメを張る実力派グループとも言える。
まさにクライド・マクファター&ザ・ドリフターズの名の通り、
後にクライドが抜けた後、
ドリフターズ名義でグループが続いたのもこの実力があったからこそ。
ただ、元々ドリフターズ以前のビリー・ワード&ザ・ドミノス時代でも、
ブルース色強いサウンドとリーダーのビリー・ワードの低音ボーカルに、
華となる高音のボーカルを利かせる役目だったクライドだけに、
彼のソロ時代のアルバムとなると、その高音のみだけになると、
心細い感じがしないでもなく、
それがソロ時代から晩年に向けて落ち目になった理由ではなかろうか。
彼の歌声はエルヴィス・プレスリーやフィル・スペクターを虜にしました。
クライドが歌った『聖メリーの鐘』(セントメリーのかね)を
「クリスマス・ギフト・フォー・ユー・フロム・フィル・スペクター」で
ボブ・B・ソックス&ザ・ブルー・ジーンズがアップテンポで歌ってますが、
ここでのボビー・シーンのボーカルはクライドそっくりです。
また『聖メリーの鐘』(セントメリーのかね)は
キール・オズボーンなる黒人歌手によって
やはりスペクターのプロデュースでクライドのように
スロー・バラードで歌われてます。
スペクターらしい厚いコーラスが特徴です。
またエルヴィスは「マネー ハニー」をセクシーにロカビリー風味でカバー。
「サッチ・ア・ナイト」はナッシュビル録音でポップに。
どちらもアイドル・クライドを歌える楽しさに満ち溢れた
生き生きとしたナンバーとなっております。
このようにクライド・マクファターが1950年代に残した音楽は、
その後のソウルやロックに多大な影響を与えました。
ドリフターズの録音は
黒人最大の大手インディ・レーベル
アトランティックの創始者アーメット・アーティガンと
ジェリー・ウェクスラーがを手がけただ初期の大スターだけあって、
後のサザン・ソウルに繋がる広がりのあるサウンドで、
先にあげたよう、
ドリフターズのコーラス隊が非常にカラフルな色彩を醸し出し、
黒人音楽に止まらない華のあるポピュラー色が感じられます。
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