こちらのブログは2019年に書いた3つのブログ
「チャーリー・パーカーとの衝撃的な出会い」をまとめたものです。
チャーリー・パーカーを聞いてハマってしまった。
やはり尖っていて破滅型で、閃き、瞬発力、
天才としかいいようがない。
こういうタイプって次はジョン・コルトレーンなのかな。
ジャイアント・ステップスのころの「シーツ・オブ・サウンド」なんて、
必死にパーカーに追いつこうとする姿が美しく輝いている。
しかしながらコルトレーンは、パーカーのような天才になれず、
様々なジャズへの前衛を試み、力尽きてしまいました。
ジャズ評論家の相倉久人さんがコルトレーンの死後、
ディープ・パープルのライヴを見て、
ジャズ評論家からロック評論家に変わったのが、
チャーリー・パーカーを聞いて、なんとなく分かった気がしました。
コルトレーンやジャズ全体の苦悩を一撃するかのごとく、
パープルの邪念のない音が、相倉さんには
パーカー同様、胸に突き刺さったのだろう。
パーカーには、パープルのハード・ロックと同じく、
インテリジェンスを突き破る、パワーがみなぎっていたのです。
さて、チャーリー・パーカー、何を聞いたかたというと、
ディジー・ガレスピーとの1945年録音。
モダン・ジャズ誕生の瞬間がこれです。
それから私はチャーリー・パーカーのCDを一気に6枚購入しました。
ダイアル、サヴォイはコンプリート・マスターそれぞれ。
サヴォイはベストとストリングスと、
「スウェディッシュ・シュナップス」。
「破滅型の天才」。
まさにそんな感じで天に昇るかのごとく、
演奏が躁状態で行われており、
こんな精神状態で極限の演奏をすると疲れて早死にするのでしょうか。
ジミヘンもそうだったし、エルヴィスもそうでした。
どこか違う世界に飛んで行ってしまったかのように、
自分の世界に入り込み、かつ観客までも連れて行ってしまう。
「太く短い人生」だった上記3名ですが、
身を削ってまで作った音楽を提供してくれて、
本当にありがとうと言いたいです。
チャーリー・パーカーにハマって以来、色々な音源を聴き始めましたが、
最盛期はサヴォイ録音。1947年12月のデトロイトでの
チャーリー・パーカー・オールスターズの演奏でしょうか。
スピード、音の張り、図太さ、膨よかさ、メロディどれをとっても脂がのっていて、
共演するマイルス・デイビスがついて行くのにやっとという感じなのがよく分かります。
あのグルーヴの塊マックス・ローチまでも置いてけぼりにする、
天才の暴走です。
「アナザー・ヘア・ドゥ」。
マイルスとパーカーの二人のユニゾンで終わるのですが、
このわずかなラストのフレーズでも気を抜くことなくアドリブするパーカー。
ただでは終わらさないのです。
こんなことされたらマイルスも困るのでは。
自信もなくしたのでしょうか。
この後マイルスはクールを題材にした自分のスタイルを確立します。
パーカーの文献読んでいると相当気まぐれで、薬や酒でボロボロでも、
出来、不出来はありますが、なんなく吹いてみせます。
あるいはパーカーが吹かなくても、
お酒を飲んでいるのを見ているだけでもファンは嬉しいなどと書いてあった。
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