福岡市早良区にロックのレコードを120枚ほど出張買取に行きました。
1970年代のアメリカン・ロックとグラム・ロック中心で、
帯もしっかり残っており、嬉しい買取となりました。
リトル・フィート、ニール・ヤング、トッド・ラングレン、
バッファロー・スプリングフィールド、ザ・バンド、
スレイド、T.レックス、クイーン他色々です。
さて、私はロックも聞いていますが、
今一番ハマってるのは三波春夫の「長編歌謡浪曲」です。
これは演歌(歌謡)と浪曲が合体した
三波春夫が作り出したオリジナルの音楽ジャンルです。
まずは三波さんの美声から始まる演歌調の歌で、
この美声に酔いしれた後、
曲は浪曲調になって、三波さんが浪花節を唸る。
その後、矢継ぎ早にセリフを繰り出し、
これが現代のラップなんて敵わないほどの説得力。
その間ずっとリズムがまるでスイング調のジャズのようにグルーヴを奏でる。
クライマックスを迎え、
三波さんは決め台詞をズバッと決める。
この後も浪曲調の部分が終わるまで、
山谷を数度登り降りするかのごとく手を抜かずにグルーヴに乗って、
セリフや歌を畳み掛ける。
話が終わった後、
再び三波さんの晴れ晴れとした美声で演歌が歌われ華やかに大団円を迎える。
これが7〜8分で歌われるが、手を抜くところも一つもなく、
全く飽きさせない、これぞ「芸」の境地である。
バックの演奏も超一級品であり、
テイチクのオーケストラであろうか、
昭和の時代のレコード会社のオーケストラの演奏は素晴らしい。
映像で見ると、尚更で、
寸分の隙もない磨き上げられた三波さんの動きや表情に無駄が一切なく、
凄まじきリズム感と表現力に圧倒される。
ぜひ、YouTubeで見て欲しい。
磨きあげられたエンターテイメントというとジェームス・ブラウンを思い出す。
演歌のレコード買取は難しいですが、レコード、CD、
ロック全般、ジャズ、ブルース、ソウル、ワールド・ミュージックなど
福岡、出張買取、持ち込み・店頭買取、日本全国、宅配買取致します。