福岡市中央区からブラジル音楽、レア・グルーヴ、
A&Mのソフト・ロック、モンド映画のサントラなどの、
レコードの宅配買取がありました。
私自身この辺の再評価はリアル・タイムでした。
やはりピチカート・ファイヴやフリッパーズ・ギター、
オリジナル・ラブ、それからDJの藤原ヒロシ、UFO、
この辺の「渋谷系」がこの周辺を再評価して盛り上げたと思います。
その再評価で話題になったのが、
「黄金の七人」などアルマンド・トロヴァヨーリのイタリア映画のサントラ、
それからジャック・タチのサントラなんかも人気ありました。
ジミー・スミスのオルガンや1960年代以降のブルーノートのジャズ、
「モグラネグラ」という深夜番組で田島貴男とUFOの松浦俊夫が、
ジミー・スミスの「ザ・キャット」と、
セルジオ・メンデスの「ブラジレイロ」を取り上げてました。
あとA&Mのクリス・モンテスのCDを買ったら、
解説がピチカートの高浪敬太郎でした。
この辺の「渋谷系」の元祖は「シュガー・ベイブ」の山下達郎及び、
長門芳郎の「パイドパイパーハウス」でした。
それでカーティス・メイフィールドやらアイズレー・ブラザーズのソウルを
「渋谷系」と「山下達郎」が共に紹介していましたが、
それらを橋本徹が「フリー・ソウル」と名付けました。
今の山下達郎や竹内まりやの「シティ・ポップ」ブームは、
「フリー・ソウル」が原型です。
もちろん達郎自身はそんなカテゴリに当てハメられるのは嫌でしょうけど。
橋本徹氏は「サバービア」と名付けたジャンル?も作りました。
ニューヨークなどの大都会ではなく、
アメリカの郊外で裕福な家庭が聞いてそうな
ちょっと洒落た音楽を総じの音楽です。
バート・バカラックのような音楽ですね。
この時代、私は小山田圭吾のコーネリアスの
「ザ・ファースト・クエスチョン・アワード」のライヴに行ったのが一番の思い出です。
お客さん(ほぼ女性)が皆ハンチング帽を被ってお洒落でした。
そういえばこの頃、達郎がフリッパーズ・ギターをインタビューで語ってましたね。
辛辣だった気がしますが、意識していたと思います。
ピチカート・ファイヴの「SWEET SOUL REVUE」が突如CMに使われて、
バイト先のヤンキーのりの田舎の兄ちゃんが
「この曲良いね」って言った思い出が。
当時の福岡のレコード屋の最先端、タワー・レコードKBCでは、
「UFO」の「Loud Minority」が一位でした。
そんな若き日の私の思い出ですが、
私もう50歳を超えてしまいました。
先日、女子大生の知り合いから「おいちゃん」と言われました。
言われるのは、初めてでしたが、まあ50超えてますしね。
でも、パートさんから言われましたが「おいちゃん」って、
今時言われるのも珍しいのではと。
俺は「寅さん」か!
以上、買取をきっかけに懐かしい思い出を書き連ねてみました。
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福岡の中古レコード屋「アッサンブラージュ」。