先日も二度目の福岡市南区へ、
ロック・レコードとCDの大量出張買取へ行ってきました。
東京ロッカーズ周辺のCDの買取がありました。
そこで聞いたのが、
「東京ロッカーズ」と「東京ニュー・ウェイヴ79」の2枚です。
まずは「東京ロッカーズ」。
やはり、この中で印象深い順でいくと
フリクションが抜けてますね。
リザード、ミラーズ、S-KEN、ミスター・カイトの順番ですかね。
「東京ニュー・ウェイヴ79」ですが、
SEX、PAIN、8と2分の1、自殺、BOLSHIE全て良い。
気に入ったのが「東京ニュー・ウェイヴ79」の方でしょうか。
歌詞がなんとなくGS(グループ・サウンズ)的なダサさ加減があり、
そのちょいダサさ加減を、パンク的なスピード感で補ってる。
このバランスが欧米のパンクにはない日本的なものを感じさせます。
日本語が分かるというのもありますが。
特にSEXは「俺」を主語とした作文的な歌詞で言葉がハッキリが分かる。
「なになにだぜ〜」って今時のパンク・ロッカーは言わないと思う。
でも、それが「お前ら(失礼)の言いたいことがハッキリと伝わるぜ」となる。
何というか、所謂パンクの「DIY精神」がここにはあるのだ。
PAINの「コンフュージョン」の最初のカウント「1.2.3.4」も
日本語的発音による英語で、
日本のパンクを開拓していく「DIY精神」が心に突き刺さる。
自殺も歌詞がハッキリ分かる。
それをセックス・ピストルズ的なダルいパンク・サウンドにのせて、
ダミ声で歌い這いつくばってるかのごとく歌ってるように聞こえる。
ちょっとローリング・ストーンズ的なものがあるのは、
アイドルがキース・リチャーズやチャー坊だと。
ちなみにピストルズもストーンズに近いところがあると思う。
8と2分の1はキーボードが入っており、
当時の最新ではなかろうか。初期XTCのような音に感じる。
このオムニバスで一番プロっぽい音に聞こえる。
キーボードは上野耕路、ボーカルは久保田慎吾と有名どころ。
「ゲルニカ」の前身的バンドになるのかな。
私、戸川純、改めて「レーダーマン」とか聞いてる。
平沢進と仲良かったんですね。
「レーダーマン」とP-MODELLの「美術館で会った人だろ」は
私にとって「二大フェイヴァリット・ニュー・ウェイヴ・ソング」です。
最後にBOLSHIEは「ニュー・ウェイヴ」より「パンク」寄り。
「クラッシュ」がアイドルだというのも納得。
でもゴスっぽいサウンドは、この方向で斬新だったのでは。
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