福岡ジャズ買取強化!私の好きなレコードCD。

ジャズのレコードやCD福岡で買取強化中です!
そこで『私の好きなジャズのレコード4枚』を紹介致します。
ぜひ、福岡の方、福岡近隣の方、
ジャズのレコードやCDをお売りください。
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特に大量買取大歓迎です!

マイルス・デイビス「カインド・オブ・ブルー」
デアゴスティーニ・ジャパン「隔週刊 ジャズ・LPレコード・コレクション」。
マイルス・デイビスの「カインド・オブ・ブルー」から始まるコレクション。
出だしの「SO WHAT」のイントロはまさにジャズを象徴するかのごとく黒光し、
マイルスのトランペットとジョン・コルトレーンとキャノンボール・アダレイからなる管楽器群、
合間をすり抜けるかのごとく弾くビル・エヴァンスも個性際立つ。
モードらしくクール(しかしながら何度説明読んでもモード旋法が理解できない)。

ただ、これをきっかけにビル・エヴァンスが何かを見つけたこと、
それは何となく分かる。
それからのエヴァンスの人気に繋がっていくのも理解できる。
今までのジャズ・ピアノは黒人音楽としてソウルフルな打楽器的なものであり、
エンターテイナー的なR&B色の強いブギウギ的なものからの延長線にあるものだったのが、
このアルバムにおけるエヴァンスは、その手の手法を用いる必要もなく、
自らのスタイルを発見できるきっかけになったのではないか。
このアルバムが発売された1959年、
その後のエヴァンスの一連の1960年代の名盤はプログレッシヴなものだと凄く理解できる。
それは当時のジャズ・メッセンジャーズや一連のBLUE NOTEのファンキー・ジャズ群を聞くと、
より一層理解できる。

入門編とも言うべき、デアゴスティーニの第一弾が、
このようなプログレッシヴなアルバムでいいのだろうか。
クリフォード・ブラウン、ソニー・ロリンズ、ホレス・シルヴァーから始まった方が良いのでは。
あるいはマイルスだったら「ウォーキン」か「バグス・グルーブ」。

ただ、皆が想像するジャズのパブリックイメージは、
ジャケも含め「カインド・オブ・ブルー」には揃っている。

ジョン・コルトレーン「マイ・フェイヴァリット・シングス」

爆音で聞くと素晴らしき。

エルヴィン、マッコイ、スティーヴの重戦車のようなリズム隊に
コルトレーンが縦横無尽に吹きまくる。
モード奏法における緊張感溢れるグルーヴは後のジミヘンとかのブラック・ロックに通じる。

菊地成孔の本読んでたけど、
この曲がファンクに行く説明がなされてて、
音の捉え方は間違いではなかった。

エルヴィンのポリリズムとモード奏法が合体して独特のファンクになったんだなと。
クールなモードにファンクと言うとスライ。菊地氏も関連付けてたような。

そのクールでファンクな1961年のヴィレッジバンガードでの「インプレッションズ」で
コルトレーンが渾身に吹きまくり、エルヴィンが叩きまくってトランス状態になる。
これがスピリチュアルジャズの始まりで、
今も続くアシッドミュージックの始まりか。
ジミヘンやスライより10年早い。

セロニアス・モンク「ブリリアント・コーナーズ」

とにかく低音が凄い。

マックス・ローチとソニー・ロリンズという真っ黒なグルーヴを作る二人が演奏している。
その二人を起用したセロニアス・モンクのアレンジャーとしての才能。
異端のピアニスト、モンクは自らの独特のリズム感は、
ジャズのコール&レスポンスの曲調で、
ブレイク時にアドリブ・ソロを展開するような定型に合わないことを察して、
デューク・エリントンのようなジャングル・サウンドをスモール・コンボで作ったのでは。
宙を浮くような浮遊感のあるピアノを常に鳴らしながら、
低音を俄然利かすことのできる二人を起用することで、
永遠に続くジャングルのような奥深い音のグルーヴを奏でることに成功した。
その最高傑作こそがタイトル曲の「ブリリアント・コーナーズ」である。

チャーリー・パーカー
「コンプリート・スタジオ・レコーディングス・オン・サヴォイ・イヤーズ 」

チャーリー・パーカーにハマって以来、色々な音源を聴き始めましたが、
最盛期はサヴォイ録音。1947年12月のデトロイトでの
チャーリー・パーカー・オールスターズの演奏でしょうか。

スピード、音の張り、図太さ、膨よかさ、メロディどれをとっても脂がのっていて、
共演するマイルス・デイビスがついて行くのにやっとという感じなのがよく分かります。
あのマックス・ローチまでもついていけないグルーヴです。「天才」にふさわしい。

「アナザー・ヘア・ドゥ」。
マイルスとパーカーの二人のユニゾンで終わるのですが、
このわずかなフレーズでもパーカー節でただでは終わらないのです。
こんなことされたらマイルス困るのでは。自信もなくすはずです。

その後の1948年9月の録音はジョン・ルイスが良い味を出している。
「パーカーズ・ムード」では後のMJQに似た室内楽的な雰囲気を醸し出している。
これを聞いてるのが朝なので、パーカーのサックスが渋すぎる。

パーカーの文献読んでいると相当気まぐれで、薬や酒でボロボロでも、
なんなく吹いてみせる(出来、不出来はあるが)。
あるいはパーカーが吹かなくても、
お酒を飲んでいるのを見ているだけでもファンは嬉しいなどと書いてあった。

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