昨日は福岡市城南区の梅林にあるジャズ喫茶「Coffee & Jazz ADAMS」に行ってみました。
福岡大学のすぐ近くにあって、
中に入るととてつもなく巨大なスピーカーにカウンターバーとソファ。
非常に落ち着ける広々とした店内で、
かかっていた音楽は「アダムス」の名の通りジョージ・アダムス。
私はジョージ・アダムス名前ぐらいしか聞いたことなかったのですが、
かかっていたそのライヴのサウンドは重厚でヘヴィーで黒い。
今時のジャズ喫茶と言えば、おしゃれなライト・ジャズなんかかかってる、
ラーメン屋のようなジャズをイメージするが、
この音はソウル。
レコードを見せてもらうと、凄いテクニシャンながら、
アフロ・ビートふうサウンドを奏でるピアノがドン・ピューレン、
グイグイ迫るリズム隊はキャメロン・ブラウンとダニー・リッチモンド。
フリーぽくもあり、黒くアヴァンギャルド。
ジョージ・アダムス、あの強烈なアヴァンギャルドでパワフルな
「ミンガス・アット・カーネギー・ホール」で吹いてた人だ！
そうなると「ミンガス・アット・カーネギー・ホール」にも参加したハミエット・ブルーイットも参加した
近年のお気に入りのジェームス・カーターのブルーノートのライヴに似てる。
このカーターのアルバムにはギターでジェームス・ブラッド・ウルマーが参加しているが、
さらに続けて聞かせていただいたアダムスのCDではギターで同様のファンク・ジャズのギタリスト、
ジャン・ポール・ブレリーが参加している。
調べるとアダムスはウルマーと共演している。
トランペットのハンニバル・マーヴィン・ピーターソンも良かった。
さらにレコード・CD棚を見せてもらうとデヴィッド・マレイがずらりと揃っている。
ジョン・ゾーンなども「マサダ」がずらり。
（一時期は当店もロフフト系ジャズなど大量に入荷していたのだが、
あのレコードやCDはどこに売られているのだろう？
郊外の大手チェーン？ネットで買取する大手リサイクル屋さん？フリマアプリ？）
こちらはニッティング・ファクトリーやロフト系の
黒いディープでアヴァンギャルドなジャズを大音量で聞くことができる店なんだ。
もちろんマイルスやコルトレーン、エヴァンスもブルーノートも大量にありました。
店長さんも気さくな方で、このお店は面白い。勉強になる。落ち着ける。
福岡大生もお勉強的にビル・エヴァンスやブルーノートから入るのでなく、
ロック顔負けの大音量で聞ける「アダムス」でジョージ・アダムスを聞いてほしい。
さすがに音響が素晴らしく、細かい音がキレキレで聞こえる（JBLだったかな）。
ネットを眺めていると昔はこんな面白いジャズ喫茶が沢山あったみたい。
まあ、単に私が行ってないだけかもしれないけど。
とりあえず手持ちのあのカオスなアルバム、
ジョージ・アダムスもドン・ピューレンも
ダニー・リッチモンドもハミエット・ブルーイット参加している
チャールス・ミンガス「ミンガス・アット・カーネギー・ホール」を今日は聴こう。
ああ、このアルバム大好きだから、
すぐにジョージ・アダムスのライヴ・アルバムに反応したんだ。
ロック、ジャズ、ソウル、ブルースなどレコード、CD、
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