古賀市、福岡市中央区、北九州市、福岡市南区と
色々な、福岡県内の地域からレコードやCDの
出張買取や店頭買取がありました。
ジャンルはR&B、ソウル、ジャズ、ハード・ロック/ヘヴィメタルと、
ここ最近買取が少なかったジャンルだけに嬉しいです。
やはりロック一辺倒だと飽きてきますからね。
個人的にハマってるのは1950年代のロック、オールディーズと呼ばれるものと、
当時のR&Bなどの黒人音楽との関係です。
それはフィル・スペクターの研究からはじまりました。
リー・ヘイゼルウッドやベンチャーズなどの白人ロック、
アトランティックの黒人音楽など、
この辺がかなり繋がっていることが浮き彫りになってきました。
そこで大瀧詠一の未完に終わった
「アメリカン・ポップス伝」の文字起こしのサイトを読んだり、
フィルの伝記などを読むと、
色々と黒人音楽と白人によるロックンロールの関係が体系的になり、
面白くなってきました、
演奏者のクレジットがないなど、資料がないのが逆に好奇心が沸き、
1950年代当時の、私の好きなドラマー、アール・パーマーがその辺を叩いるのが分かると、
黒人、白人問わず、好みの音が一人のミュージシャンで繋がっていたことに、
なんとも言えぬ快感を覚えます。
さらに車で聞いていたアル・ジャクソンのドラムによる
オーティス・レディングの 1964年の「ペイン・イン・マイ・ハート」が、
しっかり、ロックンロールの流れにいること。
(1964年はビートルズのアメリカ・デビューのころ)
ゆえにアル・ジャクソンのドラムはロックンロール・ニューオリンズドラマーである
アール・パーマーの流れを汲んでいることがよく分かります。
オーティスはソウル・ミュージックの伝道師的なイメージですが、
ロックンロールの流れに沿ったロックンローラーであります。
ジャケがいかにもソウルの伝道師的なものですが、
しっかり聞くとロックンロールです。
これをより深く立証したいために、
ビーチ・ボーイズやフィルなど白人側からだけでなく、
今、手元にあるネルソン・ジョージの「リズム&ブルースの死」や、
ミュージック・マガジンから発売された「ロックの世紀1 1952-1962」などを読みなながら、
サブスクやYouTubeで音源を聴き、研究したいと思います。
本日、来られたお客様で「ゆうせん」に務められてた方がいました。
インターネットがない時代、私は有線放送を家に引いて聞いてました。
研究もしながら、聞いたことのない音楽も沢山聞いてみたいです。
約30年前は必死に「ゆうせん」や「スカパー」で能動的に音楽を聞いて、
自分の感性を磨いてました。
中古レコード屋の私が言うのもなんですけど、
今はYouTubeやサブスクで簡単にそれができます。
若い人たちは凄く恵まれた環境です。
ぜひ、音楽を沢山聞いて色々発見してください、
そして、当店にレコードを買いにきてください(笑)。
ロック全般、ジャズ、ソウル、ブルースなどレコード、CD、
福岡、出張買取、持ち込み・店頭買取、日本全国、宅配買取致します。