福岡市城南区でブルース、ジャズ、ロックの出張買取がありました。
映画「エルヴィス」を観てブルースのかっこよさに惹かれた人も多いかと思います。
今回はモダン・ブルースを中心にレコードを買取しましたが、
幼少期のエルヴィスがハマったと思われるのは、
1940年代後半から1950年代前半です。
それより以前、戦前に活躍したブルースマン、
所謂「戦前ブルース」として活躍したものが収録されてる名盤が
「RCAブルースの古典」です。
これは中村とうよう、日暮泰文、鈴木啓志、三氏が、
エルヴィスも在籍した「RCA」からブルース音源を集めたもの。
なんといってもディスク2がお勧め。
特に1930年代のミシシッピー・ブルース(デルタ・ブルース)。
トミー・マックレナン、ビッグ・ジョー・ウィリアムス、ロバート・ペットウェイ、
この辺の力強さはと渋さは、幼少期のエルヴィスに影響を与えたかどうか分からないが、
CD化の際のボーナス・トラックとして、エルヴィスを大スターに育てたRCAを讃歌して、
デルタ・ブルースのアーサー・クルーダップの「ザッツ・オール・ライト」を追加している。
エルヴィス以前にギターを持ってかき鳴らし、
クールにヒップに熱く歌う歌手が勢揃いの「RCAブルースの古典」。
面白くないわけがない。
これらのブルースマンのリズム感と、歌声は、若きエルヴィスに影響を与え、
さらにゴスペル、R&B、カントリーなどがミクスチャーされ、
独特のエルヴィス・プレスリー・スタイルが生まれた。
各社、ミュージシャンが、エルヴィスを模倣し、
ロックンロール、ロカビリー・ブームが到来したが、
皆が超えられなかったのはエルヴィスが弾き語りでも説得力の歌声があるからだ。
なぜならエルヴィスは弾き語りのデルタ・ブルースを自分のものにしてるからである。
それはエルヴィスのバラードやラヴ・ソングで堪能できる。
お勧めの編集盤は「バレンタイン・ギフト」。
何の変哲もない安直な企画ものだが、これがどうして、
甘いバラードを中心だけでなく、力強いバラードやクールな歌声も聞ける。
1950-60年代のほぼ弾き語りに近いサウンド中心のシンプルな曲ばかりで、
まるで、心を浄化させるほど癒される。
そこにはブルースだけでなく、崇高なゴスペルが持つ一途の愛もあるからだ。
これら唯一無二のエルヴィス・サウンドのルーツを巧みな編集と映像美で作り上げた
バズ・ラーマン監督の才能は見事としか言いようがない。
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