先日は福岡県春日市や福岡市早良区からの
ロックやブルースなどのレコード買取がありました。
リトル・ウォルターなどブルースのレコードを再生チェックした時、
あまりにも演奏が凄くて、
ちょうどブルースをバックボーンにしている
エリック・クラプトンやエルヴィス・プレスリーにハマっていたので、
これをきっかけにバック・ミュージャンを改めて調べてみました。
「フレッド・ビロウ」
今日再生チェックで聞いた「ベスト・オブ・リトル・ウォーターvol.2」で
ど迫力の音をきかせてくれたチェスのドラマーです。
同様、力強いベースのウィリー・ディクソン、
マイヤーズ兄弟、マディ・ウォーターズのギターも良い。
アナログ・レコードで大音量で聴くと、
それまで聞いていたエリック・クラプトンのライヴとは違う、
圧巻の濃い3分間ミュージックが聴ける。
「スティーヴ・フェローン」
クラプトンはライヴ「24ナイツ」でのコンテンポラリーなロック演奏が素晴らしい。
このころのクラプトンはギターも声も絶好調。
今も絶好調ですが、それにも増して、このバンドが素晴らしい。
チェスの3分間の濃縮ジュースのような演奏もたまらないが、
この長尺なアダルトなポップスの中に注がれる、
クラプトンのギターと見事なコンビネーションをきかせるメンバーは、
グレッグ・フィリンゲインズ、ネイザン・イースト、スティーヴ・フェローン、
フィル・パーマー、チャック・リーヴェルら。
特にドラムのスティーヴ・フェローンの
タイトなリズム・キープの中にロックやソウルの
ラフでファンキーな感じが合わさってるのが良いです。
今日たまたまお客さんが視聴していたレコードに反応しましたが、
それが偶然ドラムがフェローンのアヴェレージ・ホワイト・バンドでした。
チャカ・カーンでのプレイも好きです。
「ロニー・タット」
映画「エルヴィス」でも名前が出てきたロニー・タット。
「ザ・TCB・バンド」。 ジェイムス・バートン、
グレン・D・ハーディン、ジェリー・シェフ、
そしてロニー・タット。
この映画でも分かるようにライヴはビッグ・バンドによる演奏だが、
まるでベニー・グッドマンの「シング・シング・シング」の
ジーン・クルーパのように手数が多い圧巻のプレイだ。
(この文書いた後、ネットでロニー・タットを調べたら、
タットの影響を受けたドラマーはジーン・クルーパでした)。
いつもながらのイントロダクション「ツァラトゥストラはかく語りき」からの
1曲目に入る瞬間のドラムのかっこよさ。
「ジェリー・キャリガン」
エルヴィスの70年代のスタジオ録音ではジェリー・キャリガンが良い。
キャリガンはマッスル・ショールズのフェイム・スタジオのミュージシャンで、
デヴィッド・ブリックス、ノーバート・パットナムらとバックを務め、
彼らは「エリア・コード615」と称されます。
そして名ギタリストのバートン、敏腕ハーモニカ奏者のチャーリー・マッコイ。
「デヴィッド・ブリックス」
ピアノのデヴィッド・ブリックスの初のエルヴィス・セッションは
フロイド・クレーマーが遅刻をした1966年の「ラヴ・レター」で、
それを聞いたエルヴィスは凄く感動し、ブリックスを使い続けたと。
この辺からフェルトン・ジャーヴィスがプロデュースを担当したので、
チェット・アトキンスからャーヴィスに変わったのは
クレーマーの遅刻がきっかけ?
1976年録音のスタンダード「ダニー・ボーイ」でのピアノは、
ジャーヴィスがあまりの美しさに感動したとされる。
「水野晴郎似のフルート奏者」
ハワイでのエルヴィス・ライヴで凄く目立つ、
「アメリカの祈り」で一気に盛り上がる前に、
美しいフルートを吹く人。
ネットで調べても名前が出てこなく、
書籍で調べたら(魅惑のエルヴィス―その素晴らしき世界)
「水野晴郎似のフルート奏者」と書かれていたので、
改めて映像で見ると、確かに水野晴郎に似てる。
おデコが広く薄くて、ヒゲを生やしているフルート奏者というと、
ハービー・マンがいるなと思ったけど、
しかしながら、ハービーはメガネはかけていない。
水野晴郎似とは言い難い。
そもそも当時人気のジャズメンのハービー・マンが
プレスリーのバックにいるはずがない。
その後、実は名前は分かったのですが、
「水野晴郎似のフルート奏者」が面白かったので、そのままにしておきます。
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