先日福岡県の北九州市でジャズのレコードを大量買取したとき、
色々とチェックがてらインスタにアルバム評を書いていたのですが、
それをまとめてみました。
もう既に売れてしまったレコードばかりですが、
当時のコメントそのままにしています。
ルー・ドナルドソン&スリー・サウンズ
「LD+3」
ルー・ドナルドソンとスリー・サウンズのオリジナル盤ブルーノート・レコード。
ラベルの住所は47west。
スリーサウンズってこんなにリズムに迫力あったとは知らなかった。
オリジナル盤だけに？
サイト2の「ジャンプ・アップ」と「ドント・テイク・ユア・ラヴ」の
ルー・ドナルドソンの吹きっぷりが凄まじい。
レイ・ブラウン&ミルト・ジャクソン
「RAY BROWN MILT JACKSON」
レイ・ブラウンとミルト・ジャクソンをリーダーに
これをオリヴァー・ネルソンとジミー・ヒースがホーン隊を加えながらもソフトにアレンジ。
柔らかい音色ながら引き締まったサウンドに。
1965年作品。大所帯がバックにいることで、
レイのベースとミルトのヴァイブがより際立つ名アレンジ。
オーネット・コールマン
「ジャズ来たるべきもの」
今までのジャズにない自由な表現で切迫するサウンドを創り上げた傑作。
後のアヴァンギャルドなパンクやニューウェーブに通じている。
ソニー・クラーク
「クール・ストラッティン」
US盤レコード入荷！
黒いソニー・クラークのピアノと鉄壁のフィリー・ジョー、チェンバースのリズム隊。
ジャッキー・マクリーンとアート・ファーマーが吹きまくる。
ヴァンゲルダーらしいぶ厚く太いグルーヴで、ラテン調もありと、
この暑い時期にもオススメ！
ブルーノート屈指の人気盤はネット販売です。RVG刻印あり。
デイヴ・ブルーベック
「デイヴ・ディグズ・ディズニー」
デイヴ・ブルーベックのディズニー集。
知ってる曲が多いんで、ジャズのアレンジ＆アドリブの妙が楽しめます。
6eye、DG、ただボロボロのレコード盤です。
ブラザー・ジャック・マクダフ
「オン・ウィズ・イット」
オルガン・ジャズ。グルーヴ感満載。
ブルージーなギターはエディ・ディール。
グラント・グリーンやジョージ・ベンソンを育てただけあって、
このディールのギターも素晴らしい。録音は1961年。
ブッカー・リトル
「アウト・フロント」
若くして亡くなったエリック・ドルフィーの天才パートナーのCANDIDでのリーダー作。
マックス・ローチも参加して、縦横無尽な演奏で、黒いジャズを聴かせます。
これぞフリーでは？
ブリジット・フォンティーヌ
「ラジオのように」
アート・アンサンブル・オブ・シカゴとアレスキーとの三位一体で作られる
民族音楽的フレンチ前衛ジャズ・ボーカル？
こういうジャンルレスな音楽を制作しながら突散らかることなく放たれる驚異的な前衛パワー！
大音量で梅雨時聴くには最高の一枚。
アート・アンサンブルのアコースティックな民族楽器を含む音の伸びはレコードならでは。
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