福岡市西区からはジャズのレコード、
春日市からはロックのレコードの買取がありました。
私は映画「エルヴィス」を7月1日観て以来、9月6日まで、
4回観に行き、家ではブルーレイで「エルヴィス・オン・ステージ」、
YouTubeで1950年代のエルヴィスのテレビ・ショーを視て、
事務所での仕事では「大滝詠一のアメリカン・ポップス伝」を聴き、
店ではもちろんエルヴィスのレコードやCDをかける日々から抜け出ることができません。
しかしながら「大滝詠一のアメリカン・ポップス伝」を聴いて、
ノーマン・ペティが作る音楽、
ジョージ・ゴールドナーによるルーレット・レコード、
この辺にグッときました。
ノーマン・ペティ、名前は知ってましたが、
熱心なバディ・ホリー・ファンでなかったため、そこまで詳しくなく、
ここでのサウンドが手作りで、ドラムはダンボールを叩いたりして、
独自な音を作っていたらしく、確かにこの音は一癖ある。
ロイ・オービソンもこのペティのサウンドでの録音は癖になるし、
一番良いのはジミー・ボウエンの「I’m Stickin’ with You」。
この人のボーカルの発音が独自で黒い。
そこで、改めてバディ・ホリーを聞くと、
聞こえ方が違う。素晴らしい。
大滝詠一はこのラジオで、この時代は「DJがスターだった」と言ってますが、
まさに地で行くようで、大滝詠一は私の耳を変えてしまうほど、解説に凄みがある。
この「アメリカン・ポップス伝」は残念ながら未完に終わってしまったが、
今、聴いてるところは、3部と4部で、
エディ・コクランから西海岸インスト・サウンド・ブームに繋がるところで、
コクランが西海岸で録音して、ドラムがアール・パーマーで、
ゴールド・スター・スタジオでエコーをかけ、
チャック・ケイが低弦音のギターを響かせる。
これがフィル・スペクター、ビーチ・ボーイズ、リー・ヘイゼルウッドに繋がる。
これは史実であるが、大滝氏が語るとまるでマジックだ。
エルヴィスのナッシュビルAチームから、
レッキング・クルーに繋がる。
ロック・サウンドやロック・スターはポッと出で、出てきたわけでなく、
色々なもののアイディアや人脈が繋がって、生み出されたものだと。
確か大滝氏は伊藤銀次に「オールディーズと一括りにするものではない」
みたいなことを言ったと何かに書いてあったが、
このラジオ番組はその大滝詠一が証明した見事な傑作である。
本当に こんなにも早く、
この音楽の巨人を失ったのは、残念至極の極みだ。
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