福岡市早良区からロックのレコードの持ち込み買取がありました。
ロックは数枚でしたが、ジェスロ・タルの花帯付きレコードがありましたので、
ご満足いく金額となったかと思います。
最近色々とストレスが多くて、私が最も癒される
ビーチ・ボーイズ「ペット・サウンズ」について書きたいと思います。
もちろん、聴き初めは、ご多分にもれず「ペット・サウンズ」はよく分からず、
「サーファー・ガール」や「ガール・オン・ザ・ビーチ」など、
ブライアンの美しいバラードにハマっていたのですが、
色々と社会に出るとストレスが溜まって、お酒やタバコが増えていきます。
それらを飲み、吸いながら「ペット・サウンズ」を聞くと、
まさにブライアンがドラッグをやって作ったこれらのサウンドに入り込んでいきます。
フィル・スペクターの「ウォール・オブ・サウンド」に影響を受けたモノラルの音響と
様々な不思議な楽器の音、メロディが不安定であり、
かといって、ガレージ・ロックにはない勢いにまかせて不安を吐きだしてるわけでもない。
ハーモニーと天使のようなブライアンやカールのボーカルが唯一の救いであり、
雲の切れ間から差し込む光のようである。
その光は眩いわけでなく、雲がかかり、ぼんやりしている。
ブライアンがカリフォルニアの太陽のようなビーチ・ボーイズ・サウンドから、
人生観を変えてしまうような内省的なビートルズの「ラバー・ソウル」に影響を受けて、
レコード全体を一曲のように仕上げた。
フィル・スペクター言うところの「ティーンエイジ・シンフォニー」を、
アルバム一枚で作り上げてしまった。
だから、このアルバムは一枚通して、ずっと聞けるし、ヒーリング効果を与える。
ヒーリング音楽やクラシックには出せない3-5分間に複雑な音の効果を入れ、
ドラムやベースのロック的リズムで心に強く訴えかける。
何より凄いのはブライアンのセンスである。
これらの音の万華鏡を構築していって、自分の魂まで完全に入れてしまった。
音楽的なことはストレスから解放され、冷静になった時にまた解剖する。
今回は「ペット・サウンズ」への思いを書いた。
まあ、ただこのアルバムはブライアンが、
様々なプレッシャーからのストレスで作ったアルバムだけに、
今のストレスのかかった状況でこれを語るのが一番的を得ているのかもしれない。
人生追い込まれると聴くアルバムこそが生涯の一枚だとしたら、
やはり「ペット・サウンズ」に手が伸びた。
でも、ちょいストレス解消されたのでMCバトルで女子高生ラッパーKT聞いてる(笑)
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