福岡市西区からハード・ロックとヘヴィメタルの
レコードの持ち込み買取(店頭買取)がありました。
お客さんがヴァン・ヘイレンの「ダイヴァー・ダウン」を買っていかれました。
その時、視聴したのですが、
これがまたデイヴィッド・リー・ロスにしか出せない味で、
彼ならではのジゴロのような雰囲気を醸し出させてるのは、
プロデューサーであるテッド・テンプルマンだと思います。
テンプルマンで有名なのはドゥービー・ブラザーズでしょうけど、
元々はソフト・ロック界隈では最高峰とされる
ヴァン・ダイク・パークスがプロデュースした、
「ハーパース・ビザール」のメンバーであります。
60年代にソフト・ロックやR&B界隈で活躍したプロデューサーは、
70年代以降も売れっ子で活躍しました。
有名どころでは、エリック・クラプトンを手がけたトム・ダウドですね。
彼らがプロデュースした70年代以降のレコードを見つけると手が止まります。
他にもA&Mで活躍したトミー・リピューマ、
オールディーズ・ファンにはレスリー・ゴーアの
「涙のバースデイ・パーティ」をプロデュースしたクインシー・ジョーンズ。
1960年代から活躍していたプロデュサーが
1970年代から90年代にプロデュースしていると、そのレコードに好奇心が湧きます。
こういうレコードの買い方を昔良くしてました。
1990年代初期当時、イギリスの最先端のプライマル・スクリームが、
トム・ダウドをプロデューサーに迎えた時はビックリしました。
ビースティ・ボーイズなどヒップホップ界隈のプロデューサーであったリック・ルービンが、
カッワーリーのヌスラト・ファテー・アリー・ハーンのCDを
手掛けたのも意外性あり過ぎでした。
レコードを探す時、プロデューサーやアレンジャーで探すと意外な発見があります。
その昔、今や和モノで人気の竹内まりやのレコード
「VIVA MARIYA!!」を100円でを買ったら、
「SWEETEST MUSIC」って、
とてもかっこよいディスコ調の曲があったのですが、
アレンジャーがジーン・ペイジで、
ペイジは60年代はフィル・スペクター、70年代ソウルの中核をなすアレンジャーであり、
まりやのこの曲の7インチシングルレコードはけっこうな高額で取引されています。
レコードを買う時はスタッフに注目して買うのも良いですね。
ジーン・ペイジを知って、これまた100円でバーブラ・ストライサンドの
「グレーテスト・ヒットVol.2」ってレコードも買いました。
これに参加してるメンバーが凄いのです。
今も探せば100円ぐらいで買えますよ。
高額のシティ・ポップ買うより、安いレコードにも優れた作品がいっぱいあります。
ぜひ、当店で販売している格安レコードの山から探してみてください。
ロック全般、ジャズ、ブルース、ソウル、ワールド・ミュージックなど
福岡、出張買取、持ち込み・店頭買取、日本全国、宅配買取致します。
福岡の中古レコード屋「アッサンブラージュ」。